DMM Bitcoinでシンボル(XYM)上場へ、レバレッジ取引で

DMM Bitcoinがシンボル取扱いへ

国内暗号資産(仮想通貨)取引所DMM Bitcoinのレバレッジ取引において、新たにシンボル:Symbol(XYM)が取り扱われることが3月9日分かった。

DMM Bitcoinが新規通貨を取り扱うのは、昨年12月のテゾス(XTZ)、エンジンコイン(ENJ)以来となる。

発表によるとシンボルのレバレッジ取引開始は3月30日の臨時メンテナンス後になるとのこと。なお今回、現物取引ではシンボル取り扱いはない。

またDMM Bitcoinは、今までレバレッジ取引のみで取り扱っていたイーサリアムクラシック(ETC)、ベーシックアテンショントークン(BAT)、オーエムジー(OMG)、モナコイン(MONA)、エンジンコイン(ENJ)を現物取引でも取り扱うことを合わせて発表している。

こちらも同じく取引開始は3月30日の臨時メンテナンス後になるとのことだ。

これによりDMM Bitcoinのレバレッジ取引では、ビットコイン(BTC)、イーサリアム(ETH)、リップル(XRP)、ビットコインキャッシュ(BCH)、ライトコイン(LTC)、ステラルーメン(XLM)、イーサリアムクラシック(ETC)、ネム(XEM)、ベーシックアテンショントークン(BAT)、クアンタム(QTUM)、オーエムジー(OMG)、モナコイン(MONA)、テゾス(XTZ)、エンジンコイン(ENJ)にシンボル(XYM)が加わり、合計15銘柄が利用可能となる予定だ。なおレバレッジ取引においては国内最多の取り扱い数となる。

またDMM Bitcoinの現物取引では、ビットコイン(BTC)、イーサリアム(ETH)、リップル(XRP)、ビットコインキャッシュ(BCH)、ライトコイン(LTC)、ステラルーメン(XLM)にイーサリアムクラシック(ETC)、ベーシックアテンショントークン(BAT)、オーエムジー(OMG)、モナコイン(MONA)、エンジンコイン(ENJ)が加わり、合計11銘柄となる予定だ。

シンボル(XYM)とは

シンボルは、2021年3月にネムのブロックチェーンの大型アップデート「カタパルト」によって誕生したブロックチェーン「Symbol(シンボル)」のネイティブ通貨である。現在のXYMの時価総額は約873億円となっている(コインマーケットキャップ3月10日調べ)。

ネムとシンボルは違うプラットフォームのため、ネム保有者には「オプトイン」と呼ばれる制度によってネム保有量と同量のシンボルが付与される権利があり、昨年の3月12日13:26にネムの保有者を対象に行われた「スナップショット」時点のネム保有量に対し、同数のシンボルが付与される予定となっていた。

国内取引所では7取引所がネムの取り扱いを行っている。

国内のシンボル付与の状況として、去年5月にZaif Exchange(ザイフ)がいち早くシンボルの取り扱いと付与を行い、続いて取り扱いを発表したサクラエクスチェンジおよびGMOコインがシンボルの付与を実施している。コインチェックについては2月16日にシンボル付与を行ったが、取り扱いは貸し暗号資産および送金機能のみで、取引はサポートしていない。

またビットフライヤーは今年3月までに対象者にシンボルを付与することを発表しており、1月よりシンボル取り扱いを開始したフォビジャパンは付与については詳細が決まり次第となっている。

なおDMM Bitcoinについてもシンボル付与が予定されているが、今回の発表では付与については触れられていなかった。

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【動画解説】ネム(XEM)がシンボル(XYM)に大型アップデート!「ハーロック」「キプロス」とは?(CauchyE代表 木村優氏)

参考:DMM Bitcoin
デザイン:一本寿和
images:iStocks/dalebor・Ninja-Studio

この記事の著者・インタビューイ

大津賀新也

「あたらしい経済」編集部
記者・編集者
ブロックチェーンに興味を持ったことから、業界未経験ながらも全くの異業種から幻冬舎へ2019年より転職。あたらしい経済編集部では記事執筆の他、音声収録・写真撮影も担当。

「あたらしい経済」編集部
記者・編集者
ブロックチェーンに興味を持ったことから、業界未経験ながらも全くの異業種から幻冬舎へ2019年より転職。あたらしい経済編集部では記事執筆の他、音声収録・写真撮影も担当。

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