米コインベース、暗号資産ウォレット提供「BRD」を買収へ

米コインベース、「BRD」を買収へ

米コインベース(Coinbase)が、暗号資産ウォレットの「ブレッドウォレット(Bread Wallet)」を運営するBRDを買収したことが11月24日に分かった。なお現在ブレッドウォレットは170カ国以上で展開されており、1000万人以上のユーザーを抱えている。

今回の買収の目的をコインベースは「web3の世界の実現を加速させるため」と発表している。

そしてコインベースはBRDチームに、より多くの人々が安全かつセキュアな暗号資産の世界にアクセスできるようにしてくれることを期待してるとのことだ。

なおブレッドウォレットの今後に関して「ブレッドウォレットでは通常の取引を継続して行うことができます。将来的には、ブレッドウォレットのユーザーは、コインベースウォレットによるセルフカストディへの移行パスをオプションで用意しており、その際には特別なプレゼントも用意しています。詳細は2022年に発表される予定ですので、ご期待ください」と説明されている。

2019年にSBIホールディングス子会社のSBIクリプトンメストメントがBRDへ出資を行なっていた。

なおBRDは法人向けにもウォレットサービス「Blockset」を提供しているが、その法人向けサービスが今後買収でどのような影響を受けるのかについては発表されていない。

参考:Twitter
デザイン:一本寿和
images:iStocks/artacet・metamorworks

この記事の著者・インタビューイ

竹田匡宏

兵庫県西宮市出身、早稲田大学人間科学部卒業。
「あたらしい経済」の編集者・記者。

兵庫県西宮市出身、早稲田大学人間科学部卒業。
「あたらしい経済」の編集者・記者。

合わせて読みたい記事

【5/2話題】ビットコインが下落、米検察がブロック捜査、レイヤーゼロがスナショなど

ビットコインが6%近く下落、FOMC控え 最高値から22%安、米連邦検察、米決済ブロックの社内業務を調査=報道、レイヤーゼロがスナップショット実施、エアドロ間近か、テザー社、Q1が過去最高益45億ドル超に、純資産額も初公表、米セキュリタイズがブラックロックらから4700万ドル調達。サークル、アプトスラボ、パクソスも参加、HashKey DX・リップル・SBI Ripple Asiaが提携、法人向けの「XRP Ledger」の日本市場導入で、「スイ(SUI)」のミステンラボ、グーグルクラウドと提携、親クリプト派マクヘンリー米下院議員、SECのイーサリアム調査を非難、ストライプで「AVAX」の購入が可能に、アバランチとコアウォレットに統合で、ユニスワップウォレットに「Robinhood Connect」統合、ロビンフッド内の資金で暗号資産購入可能に、イーサリアムL2「Scroll」がアップグレード実施、EIP-4844に対応、クリプトヴィレッジのLocal DAO、旧山古志に続き「長野県天龍峡」と「宮崎県椎葉村」を選定。「Nishikigoi NFT」保有者の投票で決定へ

ユニスワップウォレットに「Robinhood Connect」統合、ロビンフッド内の資金で暗号資産購入可能に

「ユニスワップ(Uniswap)」のモバイルアプリ「ユニスワップウォレット(Uniswap Wallet)」にオンランプ機能「ロビンフッドコネクト(Robinhood Connect)」が統合され、同アプリではロビンフッド内の資金で暗号資産(仮想通貨)の購入が可能となった。このことはユニスワップが4月29日発表した