【取材】『竜とそばかすの姫』×アンリアレイジのNFT販売、一部はプライベートセール

『竜とそばかすの姫』×アンリアレイジのNFT販売

現在劇場公開中のアニメーション映画『竜とそばかすの姫』と日本のファッションブランドANREALAGE(アンリアレイジ)のコラボレーションによって制作されたデジタルコレクションがNFT化して販売されることが分かった。

今回のコラボレーションにより販売されるNFTは、10月2日に開催されたアンリアレイジ2022年春夏パリコレクション「DIMENSION」で発表されたデジタルルック18体だ。

コレクションでは劇中に登場したインターネット上の仮想世界「U(ユー)」に設置されたランウェイをCGアバターモデルがウォーキングし、現実世界でも実物のモデルがウォーキング。二つの空間を行き来しながら、次元が交錯する世界が表現された。

CGアバターモデルと実物モデルはそれぞれ18種類のルックを披露している。ラストルックとして劇中主人公の「BELLE(ベル)」がデジタルのパッチワークを着て登場しており、こちらのルックも販売されるNFTの18体に含まれるとのことだ。

なおコレクション発表は、パリファッションウィークオンラインの専用プラットフォームと、NTTが提供する3D空間型オウンドメディア「DOOR」より配信が行われた。またNFTプロジェクトの全体コーディネートは株式会社丹青社が担当し、NFT発行のブロックチェーンにはスタートバーン株式会社が構築するアートのためのブロックチェーンインフラ「Startrail(スタートレイル)」が採用されている。

NFTの販売は、第一弾はプライベートセールとして10月2日16:30よりアンリアレイジのNFT特設サイトにて「ベル」が着用したパッチワークドレスのNFT作品及び実際にパリコレクションで披露したパッチワークドレスが販売されるとのこと。購入希望者は特設サイトからメールにて詳細問合せを行う形となっており、クローズドな販売形式をとっているようだ。

また第二弾はパブリックセールとして10月中旬よりNFTマーケットプレイスOpenSea(オープンシー)にてアンリアレイジ2022年春夏パリコレクションのルックデザインより一部をNFT化した作品がオークション形式にて販売される予定とのことだ。パブリックセールの日程などの詳細については改めて告知があるようだ。

アンリアレイジへ取材

あたらしい経済編集部はアンリアレイジ広報担当者へ次のような質問を行った。

−プライベートセールでは具体的に何体NFTを販売するのでしょうか?

本コレクション18点のうちの半数程度を予定していますが、売買交渉によって変更になる場合がございます。

−現在プライベートセールにはどのようなメンバーが参加しているのでしょうか?

企業情報や個人情報の漏洩となりますので申し訳ございませんがお答えを控えさせていただきます。

−メールで問い合わせればどのような条件でプライベートセールに参加できるのでしょうか?

条件は特に提示しておりません。作品点数が限られておりますので、お問合せいただいた方と順次個別で交渉をさせていただいております。

−具体的にどのような仕組み(システム)を使ってプライベートセールでオークションを行うのでしょうか?

上記回答のように個別で交渉させていただいておりますので、特にシステム等を使用せず、直接会話をさせていただいております。

−なぜ今回一般販売と分けたプライベートセールを実施したのでしょうか?

初めての試みなので、まずはプライベートセールにて開催し、ご興味のある方と直接やりとりをさせていただきたかったからです。

なお現在特設サイトには「NFT ARTWORKS ON SALE IN..」としてカウントダウンが行われている。担当者へ確認したところ、このカウントダウンはオープンシーでのパブリックセール開始までの残り時間とのことだ。この時間によると10月17日18:00から販売開始となるようだ。

また現在プライベートセールのオークションは開催中であり、途中参加も可能であるとのこと。また開催期間は今週末までとなっているとのことだ。 

参考:アンリアレイジ

この記事の著者・インタビューイ

大津賀新也

「あたらしい経済」編集部
記者・編集者
ブロックチェーンに興味を持ったことから、業界未経験ながらも全くの異業種から幻冬舎へ2019年より転職。あたらしい経済編集部では記事執筆の他、音声収録・写真撮影も担当。

「あたらしい経済」編集部
記者・編集者
ブロックチェーンに興味を持ったことから、業界未経験ながらも全くの異業種から幻冬舎へ2019年より転職。あたらしい経済編集部では記事執筆の他、音声収録・写真撮影も担当。

合わせて読みたい記事

【5/7話題】ロビンフッドが米SECから強制措置の警告、JPYCが電算システムから資金調達など

ロビンフッドが米SECから強制措置の警告、暗号資産取引の提供で、米コインベースが集団訴訟に直面、未登録証券の販売と無認可ブローカー運営の指摘で、日本円ステーブルコイン「JPYC」、J-KISSで電算システムから資金調達、ビットコイン開発者にエドワード・スノーデンが警鐘鳴らす、プライバシー強化は急務、米ブロック、ビットコイン製品の粗利10%で毎月BTC購入へ、ムーンペイ、ペイパルアカウントで暗号資産の購入が可能に。米ユーザー向け、アーベ(AAVE)、v4開発に向け温度感チェック実施へ、アニモカがビットコインベースのプロジェクト展開へ、分散型プロトコル「OPAL」上で