DeFi「dYdX」がガバナンストークン配布、ステーキング開始もエラー判明

「dYdX」ガバナンストークン配布、ステーキング開始もエラー判明

DeFi(分散型金融)トレーディングプラットフォームであるdYdXが、ガバナンストークンの発行を9月8日開始した。8月に計画が発表されたものだ。

dYdXファウンデーションによると、ガバナンストークンの名称は「DYDX」であり、DYDXトークンの保有者はトークンを利用してガバナンスに関する提案に投票を行うことや、トークンをステーキングして報酬としてトークンを受け取ることができるとされている。

なお実施された「DYDX」のエアドロップ(配布)は、過去3年間にプラットフォーム上で1回でも取引を完了したユーザーが対象となった。ただしアメリカやその他の規制されている地域では、DYDXトークンは受け取り対象外だった。

dYdXは「DYDX」配布と同時に、「DYDX」のステーキング「Safety Staking Pool」を提供開始した。しかしこのサービスローンチ直後にスマートコントラクトのデプロイプロセスにエラーがあることが判明している。

これを受け、dYdXは「Safety Staking Pool」へのアクセスを一時的に停止した。今後については「Safety Staking Pool」の設計上、ステーキングしている預金が最低28日間ロックされることになっているとし、来週中にガバナンス内にてアップグレード案が可決されれば、問題なく資金を引き出せるようになるとのことだ。

なおガバナンストークン「DYDX」の配布を受けてか、大手暗号資産(仮想通貨)取引所バイナンス(Binance)が提供するボラティリティの高いトークンの取引に特化したプラットフォーム「イノベーションゾーン」では、9月9日2:00(UTC)よりDYDX/BNB、DYDX/BTC、DYDX/BUSD、DYDX/USDTの取引ペアにて取引が開始、また暗号資産取引所フォビグローバル(Huobi Global)でも9月8日16:30(UTC)よりDYDXの上場をUSDTとの取引ペアにて開始している。

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DeFiプラットフォームdYdX、ガバナンストークン発行

デザイン:一本寿和
images:iStocks/liuzishan・bestdesigns

この記事の著者・インタビューイ

大津賀新也

「あたらしい経済」編集部
記者・編集者
ブロックチェーンに興味を持ったことから、業界未経験ながらも全くの異業種から幻冬舎へ2019年より転職。あたらしい経済編集部では記事執筆の他、音声収録・写真撮影も担当。

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ブロックチェーンに興味を持ったことから、業界未経験ながらも全くの異業種から幻冬舎へ2019年より転職。あたらしい経済編集部では記事執筆の他、音声収録・写真撮影も担当。

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