オーストラリア政府、ブロックチェーン関連の2プロジェクトに約4.6億円資金提供

オーストラリア政府、ブロックチェーン関連の2プロジェクトに約4.6億円資金提供

オーストラリア政府が、ブロックチェーンの導入による産業部門の生産性や競争力の向上を評価すべく、2つのブロックチェーンプロジェクトに計560万豪ドル(約4.6億円)の補助金を支給することを12日に発表した。

プレスリリースによると、政府によるブロックチェーンプロジェクトへの資金提供の目的は、ブロックチェーンによるサプライチェーンソリューションの改善が、規制の負担軽減にどのくらい寄与するかを示すことであるとのこと。

政府から資金提供を受けるプロジェクトは、鉱物のデジタル証明書を発行し採掘から流通までの動きを記録するエバーレジャー(Everledger)のプロジェクトと、ビールなどのアルコール飲料の生成・保管・流通をブロックチェーンを用いて管理するコンバージェンス・ドットテック(Convergence.tech)のプロジェクトとなっている。

エバーレジャーに対して300万豪ドル(約2.5億円)、コンバージェンス・ドットテックに対して約260万豪ドル(約2.1億円)を支給するとのことだ。

オーストラリアの産業科学技術大臣であるクリスチャン・ポーター氏は「この2つのプロジェクトの成功は、オーストラリアにおけるブロックチェーンの技術的・規制的環境を改善し、ブロックチェーンのリテラシーを高め、オーストラリア政府、民間企業、ブロックチェーン企業間のコラボレーションを支援する機会になります」と述べている。

参考:クリスチャン・ポーター産業科学技術大臣
images:iStocks/NatanaelGinting・BadBrother・Ninja-Studio
デザイン:一本寿和

この記事の著者・インタビューイ

小俣淳平

「あたらしい経済」編集部
一橋大学2年生
真面目で温厚な20歳。大学1年生のころにブロックチェーンに出会い、その革新性に衝撃を受け、ブロックチェーン業界に足を踏み入れた。勢いのままに学内で「OneLab」というサークルを立ち上げ、週一で活動している。

「あたらしい経済」編集部
一橋大学2年生
真面目で温厚な20歳。大学1年生のころにブロックチェーンに出会い、その革新性に衝撃を受け、ブロックチェーン業界に足を踏み入れた。勢いのままに学内で「OneLab」というサークルを立ち上げ、週一で活動している。

合わせて読みたい記事

【12/16話題】SBIとスターテイルの円ステーブルコイン開発、リップルRLUSDのイーサL2対応、メタマスクのBTCサポートなど(音声ニュース)

ブロックチェーン・仮想通貨(暗号資産)・フィンテックについてのニュース解説を「あたらしい経済」編集部が、平日毎日ポッドキャストでお届けします。Apple Podcast、Spotify、Voicyなどで配信中。ぜひとも各サービスでチャンネルをフォロー(購読登録)して、日々の情報収集にお役立てください。

Sponsored

ビットワイズ、「ハイパーリキッド(HYPE)」現物ETFをSECに再申請、ステーキング対応を明記

米暗号資産(仮想通貨)運用会社ビットワイズ・アセット・マネジメント(Bitwise Asset Management:以下、ビットワイズ)が、暗号資産ハイパーリキッド(HYPE)の現物ETF(上場投資信託)の登録届出書「S-1申請書(Form S-1)」の修正版を、米SEC(証券取引委員会)へ12月15日付で提出した

JPモルガン、初のトークン化MMF「MONY」をイーサリアム上で提供開始

米金融大手JPモルガンの資産運用部門であるJPモルガン・アセット・マネジメント(J.P. Morgan Asset Management)が、同社初となるトークン化マネー・マーケット・ファンド「マイ・オンチェーン・ネット・イールド・ファンド(My OnChain Net Yield Fund:MONY)」の提供を開始したと12月15日に発表した