BeepleのNFTアートの落札者が明らかに、世界最大のNFTファンドの創設者Metakovanが約75億円で落札

BeepleのNFTアートの落札者が明らかに

クリスティーズで販売されたデジタルアーティストのビープル氏(Beeple)のNFTアート「Beeple’s First 5000 Days」の落札者は、メタコバン(Metakovan:仮名)氏であることが明らかになった。落札額は約75億円だ。メタコバン氏は世界最大のNFTファンドであるMetapurseの創設者兼出資者である。

クリスティーズのCEOであるギョーム・セルッティ(Guillaume Cerutti)氏は「デジタルアーティストにとっても、ブロックチェーン技術にとっても、そして暗号資産にとっても、まさにこのタイミングで、伝統的なものとデジタルなものという2つの異なる収集コミュニティを結びつけることができたことを嬉しく思います。

この分野で次に何が起こるかの可能性は刺激的であり、近い将来にさらなる共同イノベーションが起こることを楽しみにしています」と述べている。

メタコバン氏は、今回の落札の歴史的重要性について「高額なNFTといえば、このアート作品をおいて他にはないでしょう。その理由は、13年間の日々の仕事の成果を表しているからです。技術は再現可能で、スキルは超えられますが、デジタルでハックできないのは時間だけです。

これは、この世代にとって最も価値のある芸術作品であり、クラウンジュエル(最も重要な要素)です。10億ドルの価値があります」とコメントしている。

参考:The First 5000 Days, sold for $69,346,250 to Metakovan, founder of Metapurse

(images:pgraphis・Kateryna-Bereziuk)

関連するキーワード

この記事の著者・インタビューイ

あたらしい経済 編集部

「あたらしい経済」 はブロックチェーン、暗号通貨などweb3特化した、幻冬舎が運営する2018年創刊のメディアです。出版社だからこその取材力と編集クオリティで、ニュースやインタビュー・コラムなどのテキスト記事に加え、ポッドキャストやYouTube、イベント、書籍出版など様々な情報発信をしています。また企業向けにWeb3に関するコンサルティングや、社内研修、コンテンツ制作サポートなども提供。さらに企業向けコミュニティ「Web3 Business Hub」の運営(Kudasaiと共同運営)しています。

これから「あたらしい経済」時代を迎える すべての個人 に、新時代をサバイバルするための武器を提供する、全くあたらしいWEBメディア・プロジェクトです。

「あたらしい経済」 はブロックチェーン、暗号通貨などweb3特化した、幻冬舎が運営する2018年創刊のメディアです。出版社だからこその取材力と編集クオリティで、ニュースやインタビュー・コラムなどのテキスト記事に加え、ポッドキャストやYouTube、イベント、書籍出版など様々な情報発信をしています。また企業向けにWeb3に関するコンサルティングや、社内研修、コンテンツ制作サポートなども提供。さらに企業向けコミュニティ「Web3 Business Hub」の運営(Kudasaiと共同運営)しています。

これから「あたらしい経済」時代を迎える すべての個人 に、新時代をサバイバルするための武器を提供する、全くあたらしいWEBメディア・プロジェクトです。

合わせて読みたい記事

米DTCC子会社DTC、SECからノーアクションレター取得。規制下のトークン化サービス検証へ

米国の金融市場インフラを担うデポジトリー・トラスト・アンド・クリアリング・コーポレーション(Depository Trust & Clearing Corporation:DTCC)が、子会社であるデポジトリー・トラスト・カンパニー(Depository Trust Company:DTC)について、米証券取引委員会(SEC)の取引市場部門スタッフからノーアクションレターを取得したと12月11日に発表した

スーパーステートがトークン化株式の直接発行プログラム公開、ソラナとイーサリアムに対応

金融テクノロジー企業のスーパーステート(Superstate)は、イーサリアム(Ethereum)とソラナ(Solana)のブロックチェーン上でトークン化された株式を、米SEC(証券取引委員会)登録の公開企業(上場企業を含む)が直接発行できる新プログラム「ダイレクト・イシュアンス・プログラム(Direct Issuance Programs)」を12月10日に発表した