JPモルガンが宇宙空間でブロックチェーンを用いた決済実験を実施

JPモルガンが宇宙空間でブロックチェーンを用いた決済実験を実施

米投資銀行JPモルガン・チェース(JPMorgan Chase)が地球の軌道を周回する人工衛星間でブロックチェーンを用いた決済のテストを行ったことが明らかになった。2月24日ロイターが報じた

JPモルガンのブロックチェーン部門オニキス(Onyx)のCEOであるウマル・ファルーク(Umar Farooq)氏によると、今回の実験の目的は完全に分散化された状況でIoT(モノのインターネット)を用いた決済を探求することだったとのこと。さらに宇宙空間での実験については「宇宙ほど分散化され、地球から切り離された場所はありません」と述べている。

この実験により、デジタルデバイスとブロックチェーン技術を組み合わせて日常的なデバイス間取引が実現可能であることが示されたとのことだ。

なおJPモルガンは宇宙空間での実験にあたりデンマークの小型衛星メーカーであるゴムスペース(GomSpace)と協力し、同社の人工衛星を借りて実験を行ったとのこと。

オニキスが開発を行うブロックチェーン・プラットフォームであるリンク(Liink)のグローバルヘッドであるクリスティーン・モイ(Christine Moy)氏は今回の実験に関して「JPモルガンは複数の衛星を使用した宇宙ベースの決済を可能にした初の銀行です」とツイートし、さらに宇宙産業に携わっているイーロン・マスク氏やジェフ・ベゾス氏に対して「クリプトを用いた宇宙経済の話をしましょう」と呼びかけた。

(imaes:iStocks/antoniokhr)

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あたらしい経済 編集部

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