JPモルガンが宇宙空間でブロックチェーンを用いた決済実験を実施

JPモルガンが宇宙空間でブロックチェーンを用いた決済実験を実施

米投資銀行JPモルガン・チェース(JPMorgan Chase)が地球の軌道を周回する人工衛星間でブロックチェーンを用いた決済のテストを行ったことが明らかになった。2月24日ロイターが報じた

JPモルガンのブロックチェーン部門オニキス(Onyx)のCEOであるウマル・ファルーク(Umar Farooq)氏によると、今回の実験の目的は完全に分散化された状況でIoT(モノのインターネット)を用いた決済を探求することだったとのこと。さらに宇宙空間での実験については「宇宙ほど分散化され、地球から切り離された場所はありません」と述べている。

この実験により、デジタルデバイスとブロックチェーン技術を組み合わせて日常的なデバイス間取引が実現可能であることが示されたとのことだ。

なおJPモルガンは宇宙空間での実験にあたりデンマークの小型衛星メーカーであるゴムスペース(GomSpace)と協力し、同社の人工衛星を借りて実験を行ったとのこと。

オニキスが開発を行うブロックチェーン・プラットフォームであるリンク(Liink)のグローバルヘッドであるクリスティーン・モイ(Christine Moy)氏は今回の実験に関して「JPモルガンは複数の衛星を使用した宇宙ベースの決済を可能にした初の銀行です」とツイートし、さらに宇宙産業に携わっているイーロン・マスク氏やジェフ・ベゾス氏に対して「クリプトを用いた宇宙経済の話をしましょう」と呼びかけた。

(imaes:iStocks/antoniokhr)

この記事の著者・インタビューイ

あたらしい経済 編集部

「あたらしい経済」 はブロックチェーン、暗号通貨などweb3特化した、幻冬舎が運営する2018年創刊のメディアです。出版社だからこその取材力と編集クオリティで、ニュースやインタビュー・コラムなどのテキスト記事に加え、ポッドキャストやYouTube、イベント、書籍出版など様々な情報発信をしています。また企業向けにWeb3に関するコンサルティングや、社内研修、コンテンツ制作サポートなども提供。さらに企業向けコミュニティ「Web3 Business Hub」の運営(Kudasaiと共同運営)しています。

これから「あたらしい経済」時代を迎える すべての個人 に、新時代をサバイバルするための武器を提供する、全くあたらしいWEBメディア・プロジェクトです。

「あたらしい経済」 はブロックチェーン、暗号通貨などweb3特化した、幻冬舎が運営する2018年創刊のメディアです。出版社だからこその取材力と編集クオリティで、ニュースやインタビュー・コラムなどのテキスト記事に加え、ポッドキャストやYouTube、イベント、書籍出版など様々な情報発信をしています。また企業向けにWeb3に関するコンサルティングや、社内研修、コンテンツ制作サポートなども提供。さらに企業向けコミュニティ「Web3 Business Hub」の運営(Kudasaiと共同運営)しています。

これから「あたらしい経済」時代を迎える すべての個人 に、新時代をサバイバルするための武器を提供する、全くあたらしいWEBメディア・プロジェクトです。

合わせて読みたい記事

【9/6話題】テレグラムCEOが逮捕後初の声明、トランプが米国を「暗号資産とBTCの世界的中心地」にすると宣言など(音声ニュース)

テレグラムCEO、逮捕後初の声明発表。同社使命に同意できない国からは撤退の意志も、トランプ、米国を「暗号資産とBTCの世界的中心地」にすると宣言。イーロンマスクと共に米政府財務監査行う姿勢も、スイ(SUI)、機関投資家向け米ドルステーブルコイン「AUSD」利用可能に、モジュラーブロックチェーン「Elixir」、最終テストネット公開、EigenLayer、メジャーアップデート「アイゲンポッドアップグレード」導入、FlowがEVM対応開始、メタマスクでも利用可能に、TONブロックチェーン、総トランザクション数が10億件を突破、半数は3か月、Penpieで27Mドルの不正流出、Pendleは105Mドルの保護に成功

Sponsored

暗号資産決済Mercuryoがマルチチェーンデビットカード提供開始、マスターカードと提携で

暗号資産(仮想通貨)決済プラットフォーム「マーキュリョ(Mercuryo)」が決済大手の米マスターカード(Mastercard)と提携し、ノンカストディアル型のウォレットから暗号資産を直接使えるマルチチェーンデビットカード「スペンド(Spend)」の提供開始を9月5日発表した