ブロックチェーンカードゲーム「NBA Top Shot」のNFTアイテムが発売30分で約2億6,000万円の売上記録(創業メンバーのベニー・ジアン取材コメント掲載)

「NBA Top Shot」のNFTアイテムが発売30分で約2億6,000万円の売上記録

ブロックチェーン開発企業ダッパーラボ(Dapper Labs)が開発・運営するNFT(代替不可能トークン)トレーディングカードゲーム「NBA Top Shot Beta版」で販売されたデジタルカードの2,500以上のパックが即完売したことが2月8日に明らかになった。1パックの値段は約10万円(999ドル)だ。

ちなみに数人のNBA選手が「NBA Top Shot」の開発企業であるダッパーラボへ出資している。

「NFT Top Shot」はNBAプレイヤーの奇跡のシュートやプレイなどをデジタルカードにし、ユーザが売買取引を行えるようにしているサービスだ。

「NBA Top Shot」は過去30日間で約53億円(約5,300万ドル)の売上を上げていることがP2Pトンラザクション分析ツール「Cryptoslam」によって明らかになっている。

追記:2月12日13時30分

NBA Top Shotの創業メンバーBenny Giangへ取材

あたらしい経済編集部は「NBA Top Shot」の創業メンバー兼プロダクトリードのベニー・ジアン(Benny Giang)氏へ取材を行った。

ーアスリートの奇跡的な瞬間をデジタルで表現する可能性についてどう思いますか?

ベニー・ジアン:アスリートのパフォーマンスがデジタル上で表現されることは何も新しいものではありません。実際に、FIFAにはアルティメットチームと呼ばれるデジタルコレクタブルカードを活用するゲームがあります。

また米コンピュータゲーム販売企業のエレクトロニック・アーツ(EA)は、スポーツコレクティブルゲームで2020年に約1,400億円(14億ドル)を売り上げました。これはデジタルコレクタブルの需要があることを証明しています。

「NBA Top Shot」が提供していることは、スポーツの記念品やトレーディングカードを収集するのが大好きな人たちのために、自由にデジタルカードの購入、販売、取引を世界中で行える機会です。

ブロックチェーン上のデジタルコレクティブルについてのもう一つの素晴らしい点は、履歴をトレースできる点です。アスリートの奇跡の瞬間をデジタルコレクティブルで表現した「Top Shot Moment」を購入した様々なコレクターを見ることは、価値の交換を示し、所有権の物語を伝える素晴らしい方法です。

また自分自身をデジタルで表現することを考えているアスリートにとっては、ブロックチェーン上で販売されたデジタル・コレクターズアイテムで残余所得を得る機会があると思います。リーグがゲーム会社と契約する一回限りのプロモーションとは異なります。

編集部のコメント

現在ダッパーラボには「NBA Top Shot」、独自パブリックブロックチェーン「FLOW」、ウォレット「Dapper Wallet」の3チームが存在しているようです。

コメント:竹田匡宏(あたらしい経済)
(images:iStocks/msan10)

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あたらしい経済 編集部

「あたらしい経済」 はブロックチェーン、暗号通貨などweb3特化した、幻冬舎が運営する2018年創刊のメディアです。出版社だからこその取材力と編集クオリティで、ニュースやインタビュー・コラムなどのテキスト記事に加え、ポッドキャストやYouTube、イベント、書籍出版など様々な情報発信をしています。また企業向けにWeb3に関するコンサルティングや、社内研修、コンテンツ制作サポートなども提供。さらに企業向けコミュニティ「Web3 Business Hub」の運営(Kudasaiと共同運営)しています。

これから「あたらしい経済」時代を迎える すべての個人 に、新時代をサバイバルするための武器を提供する、全くあたらしいWEBメディア・プロジェクトです。

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