英暗号資産(仮想通貨)取引所エクスモー(EXMO)でハッキング事件

英暗号資産(仮想通貨)取引所エクスモー(EXMO)でハッキング事件

英国を拠点とする暗号資産(仮想通貨)取引所エクスモー(EXMO)が、同取引所のホットウォレットから暗号資産の大規模な不正引き出しが行われたことを、12月21日に報告した。

エクスモーの初期分析によると、不正引き出しが行われたのは12月21日午前2時27分UTC(日本時間午前11時27分)頃とのこと。また不正に引き出された暗号資産はビットコイン、リップル、zcash、テザー、イーサリアム、イーサリアムクラシックの6種類であり、被害総額は同取引所が保有する総資産の約5%ほどとのこと。なお不正引き出しが行われたのはホットウォレットのみであり、コールドウォレットやオフラインウォレットへの被害はなかったとのことだ。

なお現在エクスモーへの入出金は停止されている。

エクスモーは事後対応として、今回被害を受けたユーザーに対して全額補償を行い、同取引所のシステムとデータを含む包括的なセキュリティの見直しを行うことを強調している。

また、エクスモーは不正に引き出された資産の流出先アドレスを公開し、他の取引所やサービスに対してこれらのアドレスに接続されているウォレットをブロックするよう呼び掛けている。

編集部のコメント

エクスモーは2013年にイギリスで設立された暗号資産取引所であり、EU・ロシア・ウクライナ・カザフスタンなどでサービスを展開しています。暗号資産取引所のデータを掲載するサイトであるコインマーケットキャップによると、エクスモーの取引量は世界で29番目の規模となっています。

コメント:小俣淳平(あたらしい経済)

(images:iStock/LuckyStep48・dalebor)

この記事の著者・インタビューイ

あたらしい経済 編集部

「あたらしい経済」 はブロックチェーン、暗号通貨などweb3特化した、幻冬舎が運営する2018年創刊のメディアです。出版社だからこその取材力と編集クオリティで、ニュースやインタビュー・コラムなどのテキスト記事に加え、ポッドキャストやYouTube、イベント、書籍出版など様々な情報発信をしています。また企業向けにWeb3に関するコンサルティングや、社内研修、コンテンツ制作サポートなども提供。さらに企業向けコミュニティ「Web3 Business Hub」の運営(Kudasaiと共同運営)しています。

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