Visaがサークル(Circle)と提携しVisaカードの法人取引によるUSDC支払い対応へ

Visaがサークル(Circle)と提携しVisaカードの法人取引によるUSDC支払い対応へ

米大手決済企業Visaとデジタル資産運用企業サークル(Circle Internet Financial)が提携し、Visaのグローバル決済ネットワークにてステーブルコインUSDCを接続することをフォーブスが12月2日報じた

この提携によりサークルはVisaと協力し、最終的にはすべてのVisaのクレジットカードを利用する企業が6,000万のVisa加盟店での法人取引の際にUSDCによる支払いを可能にするとのこと。

フォーブスによると、この取り組みにより企業がVisaによるUSDCの支払いを利用できるのは2021年の第一四半期になるとのこと。

またVisaの暗号資産部門の責任者であるカイ・シーフィールド(Cuy Sheffield)氏は自身のTwitterにて、「私たちはUSDCのようなステーブルコインには大きな可能性があると考えており、顧客が新しい決済フローを可能にするのを支援し、安全で便利な方法で決済エコシステムに統合されるよう支援することを約束しています」とコメントしている。

編集部のコメント

Visaは独自のネットワークを開放し、新たな決済体験を開発する幅広いフィンテック企業をサポートするグローバル戦略「Fintechファストトラックプログラム」を展開しています。

このプログラムではさまざまな規模、成長段階にある企業に対し、Visaの決済機能へのアクセスや合理化された手続きなどの新しいコマーシャルフレームワークを提供しています。 今回のサークル社との取り組みもこのプログラムの一環となるようです。

また先日も米暗号資産貸付サービス企業ブロック・ファイ(BlockFi)がビットコインリワード機能付きのVisaクレジットカードの登録受付を開始したことを発表していますが、こちらも「Fintechファストトラックプログラム」による取り組みとなります。

「Fintechファストトラックプログラム」の詳細はこちら

コメント:大津賀新也(あたらしい経済)

(images:iStock/2Ban)

この記事の著者・インタビューイ

あたらしい経済 編集部

「あたらしい経済」 はブロックチェーン、暗号通貨などweb3特化した、幻冬舎が運営する2018年創刊のメディアです。出版社だからこその取材力と編集クオリティで、ニュースやインタビュー・コラムなどのテキスト記事に加え、ポッドキャストやYouTube、イベント、書籍出版など様々な情報発信をしています。また企業向けにWeb3に関するコンサルティングや、社内研修、コンテンツ制作サポートなども提供。さらに企業向けコミュニティ「Web3 Business Hub」の運営(Kudasaiと共同運営)しています。

これから「あたらしい経済」時代を迎える すべての個人 に、新時代をサバイバルするための武器を提供する、全くあたらしいWEBメディア・プロジェクトです。

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