イーサリアム創始者のヴィタリク・ブテリン氏がPoSのデポジットコントラクトへ約3,200ETH(約1億5,500万円)を送金

イーサリアム創始者のヴィタリク・ブテリン氏がPoSのデポジットコントラクトへ約3,200ETH(約1億5,500万円)を送金

イーサリアム(Ethereum)の共同創設者であるヴィタリク・ブテリン(Vitalik Buterin)氏がイーサリアム2.0のPoSに備えて開発されたデポジットコントラクトに約3,200ETH(約1億5,500万円)を送金したことを11月7日にDecryptが報じた

デポジットコントラクトとは現在のイーサリアムチェーンとイーサリアム2.0の架け橋となるコントラクトだ。イーサリアムの所有者はデポジットコントラクトに32ETH(約130万円)分のイーサリアムを預けることでイーサリアム2.0のバリデーターとなることができる。

イーサリアム2.0のフェーズ0であるビーコンチェーン(バリデーターを管理しPoSを実行するチェーン)のローンチのためにはこのデポジットを行った人数が16,384名(デポジット総額が524,288ETH)に達する必要がある。

ブテリン氏はPoSの強みとして、現在の同じコストで強固なセキュリティを生み出せること、PoWと比較してPoSはネットワーク回復力が高いこと、PoWと比較してPoSはバリデーターやノードが分散化されることの3つを伝えている。

編集部のコメント

イーサリアム2.0のフェーズ0のローンチ日は最短で12月1日に設定されています。この日の7日前までに必要額のデポジットが行われれば、12月1日にイーサリアム2.0への移行が開始されます。デポジットが不足していた場合はデポジットが必要額に達し次第、その7日後から移行が開始されることになります。

コメント:竹田匡宏(あたらしい経済)

(images:iStock/your_photo・incohre)

この記事の著者・インタビューイ

あたらしい経済 編集部

「あたらしい経済」 はブロックチェーン、暗号通貨などweb3特化した、幻冬舎が運営する2018年創刊のメディアです。出版社だからこその取材力と編集クオリティで、ニュースやインタビュー・コラムなどのテキスト記事に加え、ポッドキャストやYouTube、イベント、書籍出版など様々な情報発信をしています。また企業向けにWeb3に関するコンサルティングや、社内研修、コンテンツ制作サポートなども提供。さらに企業向けコミュニティ「Web3 Business Hub」の運営(Kudasaiと共同運営)しています。

これから「あたらしい経済」時代を迎える すべての個人 に、新時代をサバイバルするための武器を提供する、全くあたらしいWEBメディア・プロジェクトです。

「あたらしい経済」 はブロックチェーン、暗号通貨などweb3特化した、幻冬舎が運営する2018年創刊のメディアです。出版社だからこその取材力と編集クオリティで、ニュースやインタビュー・コラムなどのテキスト記事に加え、ポッドキャストやYouTube、イベント、書籍出版など様々な情報発信をしています。また企業向けにWeb3に関するコンサルティングや、社内研修、コンテンツ制作サポートなども提供。さらに企業向けコミュニティ「Web3 Business Hub」の運営(Kudasaiと共同運営)しています。

これから「あたらしい経済」時代を迎える すべての個人 に、新時代をサバイバルするための武器を提供する、全くあたらしいWEBメディア・プロジェクトです。

合わせて読みたい記事

【7/26話題】メタプラネットが「Bitcoin Magazine Japan」の独占運営権、ビットフライヤーがFTX Japanの買収完了など(音声ニュース)

メタプラネット、「Bitcoin Magazine」日本版の独占ライセンス取得、SBI、フランクリン・テンプルトンと日本での共同出資会社設立を正式発表、ビットフライヤー、FTX Japanの買収完了、「Jito」、ステーキングプラットフォーム「ジトリステーキング」のコード公開、英FCAがコインベース傘下のCBPLに強制執行、約450万ドルの罰金課す、米ジャージーシティ、年金基金をビットコインETFに投資へ、マイニングの米マラソンデジタルが1億ドル相当のビットコイン購入、完全HODL戦略を採用、クロスチェーンプロトコル「deBridge」、ガバナンストークンDBR発行へ

Sponsored

【7/25話題】SBIが「ビットコイン現物ETF」取り扱い準備か、DEAと東京電力らがDePINの「ピクトレ」を東京で実証試験へなど(音声ニュース)

SBIがビットコイン現物ETF取り扱い準備か=報道、DEAと東京電力らがDePINコンテンツ「ピクトレ」、東京都の3区で実証試験へ、京東コインリンク科技、香港ドルにペッグのステーブルコイン発行予定と発表、フェラーリが暗号資産決済システムを欧州にも拡大、米国での導入に続き、NTTデジタルとマツモト、卒業アルバムにブロックチェーン活用へ、タイ、デジタル資産配布の登録受付を8月1日から開始。デジタルウォレット政策一環で、農産業のRWAマーケットプレイス「Agridex」、ソラナ上で初の農業取引を決済=報道