LINE独自の暗号資産(仮想通貨)「LINK(リンク)」が国内暗号資産取引所「BITMAX」で取扱開始へ

LINE独自の暗号資産(仮想通貨)「LINK(リンク)」が国内暗号資産取引所「BITMAX」で取扱開始へ

LINE株式会社の暗号資産事業およびブロックチェーン関連事業を展開するLVC株式会社が、同社運営の国内暗号資産取引サービス「BITMAX」において、LINE独自の暗号資産「LINK(リンク)」の取扱いを8月6日より開始することを8月4日発表した。

「リンク」はLVC社の子会社でシンガポールに拠点を持つLINE TECH PLUS PTE. LTD.が、LINEの独自開発したプライベートブロックチェーン「LINK Chain」を用いて発行した暗号資産だ。

「リンク」は日本を除くグローバル向け暗号資産取引所「BITFRONT」の前身である「BITBOX」にて2018年10月16日より取扱いをすでに開始していたが、日本国内での「リンク」取扱いについては「BITMAX」が初めてとなる。

これにより「BITMAX」での取扱暗号資産はビットコイン(BTC)、イーサリアム(ETH)、リップル(XRP)、ビットコインキャッシュ(BCH)、ライトコイン(LTC)にリンク(LN)が加わり、計6種類になる予定だ。

編集部のコメント

LINE株式会社は日本国内における「LINK(リンク)」の新規取扱開始を2020年4月以降に予定している事を今年1月に発表していました。今回その予告していた時期よりも遅れて取り扱いが開始されたことになります。

LINE Token Econome構想によると、LINKのエコシステムに参加するすべてのサービスは、「LINK(海外向け)」および「LINK Point(日本向け)」をベースにした単一トークンエコノミーを共通コインとしています。またユーザーはLINKおよびLINK Pointをインセンティブとして取得し、LINKエコシステム内の様々なサービスで使用できるということです。現在日本国内の居住者であるユーザーは、取得したLINK Pointを1LINK Pointを500LINEポイントとして交換し、1LINEポイントを1円としてLINE Payでの決済やLINEサービスでの購入・決済時に利用することができます。​

日本向けに「LINK Point」が存在しているのは、日本国内での規制によるものです。今回日本国内で暗号資産「リンク」の取り扱いが可能になったことで日本国内居住のユーザーも「リンク」を利用したLINKエコシステムに参加できる可能性が高くなったといえます。

LINEアプリは国内利用数が2020年4月時点で8,400万人、日本、台湾、タイ、インドネシアの合計利用者数は2020年4月時点で1億6,500万人に上ります。(なお2019年1月時点でのグローバル利用は1億9,400万人)

国内で利用されているトップのSNSであるLINEがつくるトークンエコノミーが、今後日本や世界にどれだけの影響を及ぼしていくのか楽しみです。

コメント:大津賀新也(あたらしい経済)

(images:iStock/dalebor)

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あたらしい経済 編集部

「あたらしい経済」 はブロックチェーン、暗号通貨などweb3特化した、幻冬舎が運営する2018年創刊のメディアです。出版社だからこその取材力と編集クオリティで、ニュースやインタビュー・コラムなどのテキスト記事に加え、ポッドキャストやYouTube、イベント、書籍出版など様々な情報発信をしています。また企業向けにWeb3に関するコンサルティングや、社内研修、コンテンツ制作サポートなども提供。さらに企業向けコミュニティ「Web3 Business Hub」の運営(Kudasaiと共同運営)しています。

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