AlipayのAnt Groupが上海、香港証券取引所でIPOを計画か

AlipayのAnt Groupが上海、香港証券取引所でIPOを計画か

Ant Group(アント・グループ)が、上海証券取引所と香港証券取引所でIPOをする計画を発表した。今回ニューヨーク証券取引所に上場している親会社のAlibaba Group(アリババ・グループ)とは異なり、アメリカでのIPOについての言及がない。

Ant GroupのExecutive ChairmanであるEric Jing(エリック・ジン)氏は「上海証券取引市場と香港証券取引所が実施した革新的な措置は、世界の投資家が世界で最もダイナミックな経済圏の最先端のテクノロジー企業にアクセスするための扉を開き、それらの企業が資本市場にアクセスできるようにしてくれました。このような発展の一翼を担う機会を得られたことを嬉しく思います」とコメントしている。

現在Ant Groupはデジタル銀行のMYbankや独自のAnt Blockchainを所有するテクノロジー部門など、複数の金融関連の利害関係者を抱えている。

編集部のコメント

アメリカの投資ポータルサイトCrunchbaseによると、Ant Groupはこれまでに220億ドルを調達しています。その中には、中国の社会保障基金国家評議会からの2015年のシリーズAや、ソブリン・ウェルス・ファンドの中国投資集団(China Investment Corp)と国有の中国建設銀行の子会社が主導した2016年の45億ドルのシリーズBが含まれています。これに続いて2018年には140億ドルの大規模なシリーズCの資金調達が行われました。

コメント:竹田匡宏(あたらしい経済編集部)

images::iStock/Who_I_am・xu-bing・alfexe)

関連するキーワード

この記事の著者・インタビューイ

あたらしい経済 編集部

「あたらしい経済」 はブロックチェーン、暗号通貨などweb3特化した、幻冬舎が運営する2018年創刊のメディアです。出版社だからこその取材力と編集クオリティで、ニュースやインタビュー・コラムなどのテキスト記事に加え、ポッドキャストやYouTube、イベント、書籍出版など様々な情報発信をしています。また企業向けにWeb3に関するコンサルティングや、社内研修、コンテンツ制作サポートなども提供。さらに企業向けコミュニティ「Web3 Business Hub」の運営(Kudasaiと共同運営)しています。

これから「あたらしい経済」時代を迎える すべての個人 に、新時代をサバイバルするための武器を提供する、全くあたらしいWEBメディア・プロジェクトです。

「あたらしい経済」 はブロックチェーン、暗号通貨などweb3特化した、幻冬舎が運営する2018年創刊のメディアです。出版社だからこその取材力と編集クオリティで、ニュースやインタビュー・コラムなどのテキスト記事に加え、ポッドキャストやYouTube、イベント、書籍出版など様々な情報発信をしています。また企業向けにWeb3に関するコンサルティングや、社内研修、コンテンツ制作サポートなども提供。さらに企業向けコミュニティ「Web3 Business Hub」の運営(Kudasaiと共同運営)しています。

これから「あたらしい経済」時代を迎える すべての個人 に、新時代をサバイバルするための武器を提供する、全くあたらしいWEBメディア・プロジェクトです。

合わせて読みたい記事

【7/26話題】メタプラネットが「Bitcoin Magazine Japan」の独占運営権、ビットフライヤーがFTX Japanの買収完了など(音声ニュース)

メタプラネット、「Bitcoin Magazine」日本版の独占ライセンス取得、SBI、フランクリン・テンプルトンと日本での共同出資会社設立を正式発表、ビットフライヤー、FTX Japanの買収完了、「Jito」、ステーキングプラットフォーム「ジトリステーキング」のコード公開、英FCAがコインベース傘下のCBPLに強制執行、約450万ドルの罰金課す、米ジャージーシティ、年金基金をビットコインETFに投資へ、マイニングの米マラソンデジタルが1億ドル相当のビットコイン購入、完全HODL戦略を採用、クロスチェーンプロトコル「deBridge」、ガバナンストークンDBR発行へ

Sponsored

【7/25話題】SBIが「ビットコイン現物ETF」取り扱い準備か、DEAと東京電力らがDePINの「ピクトレ」を東京で実証試験へなど(音声ニュース)

SBIがビットコイン現物ETF取り扱い準備か=報道、DEAと東京電力らがDePINコンテンツ「ピクトレ」、東京都の3区で実証試験へ、京東コインリンク科技、香港ドルにペッグのステーブルコイン発行予定と発表、フェラーリが暗号資産決済システムを欧州にも拡大、米国での導入に続き、NTTデジタルとマツモト、卒業アルバムにブロックチェーン活用へ、タイ、デジタル資産配布の登録受付を8月1日から開始。デジタルウォレット政策一環で、農産業のRWAマーケットプレイス「Agridex」、ソラナ上で初の農業取引を決済=報道