SBIクリプト、マイニングプールサービスを7月末で終了へ

移行先として3つのマイニングプールを案内

SBIグループ傘下でマイニングプール事業を展開するSBIクリプト(SBI Crypto)が、マイニングプールサービスを終了すると発表した。同社は公式サイトで、2026年7月31日をもってマイニングプールの運営を停止すると公表している。

発表によると、マイニングシェアの受付は日本時間7月31日7時(協定世界時では7月30日22時)に終了し、それ以降はシェアの提出ができなくなる。同社は最終支払いの対象となるシェアを漏れなく反映するため、締め切りまではこれまでどおりSBIクリプトのマイニングプールへハッシュレートを向け続けるよう利用者へ呼びかけている。

また、サービス終了日までは通常どおりプールを運営する予定としており、マイニングおよび支払いについても従来どおり継続するとしている。

今回の発表は、SBIクリプトのCEOである森田浩昭氏名義で行われた。森田氏は利用者への謝意を示すとともに、サービス終了まで移行を支援し、必要な情報について順次案内していくとしている。

SBIクリプトは今年3月22日、ネットワーク状況を理由にライトコイン(LTC)およびドージコイン(DOGE)のマイニングを一時停止。その後4月1日には、週末・日本の祝日における運営体制の見直しやLTC/DOGE関連オペレーションの終了を含め、マイニングプール事業全体の見直しを進めていることを明らかにし、現行の運営体制を2026年7月末までに終了する見通しを示していた。

さらに4月2日には、週末・祝日の支払い処理停止について、当初予定していた4月4日開始を4月11日に延期すると発表。その後、4月8日には追加の運営管理体制を整備したとして、週末・祝日の現行運営体制を当面継続すると公表していた。

今回の発表では、利用者の移行先の参考情報として、ブレインズ(Braiins)、ルクソール・プール(Luxor Pool)、ネオプール(NeoPool)の3つのマイニングプールを紹介。一部事業者ではSBIクリプトから移行する利用者向けの優遇プログラムが提供される可能性があるとしている。一方で、これらはあくまで参考情報であり、SBIクリプトが特定の事業者を推奨・保証するものではないと説明している。

また、シャットダウンスケジュールの詳細や最終支払いの日程、APIやWebポータルの提供期間などについては、今後あらためて案内するとしている。

SBIクリプトは2023年以降、ライトコインとドージコインのマージドマイニング対応やWebアプリの提供、紹介プログラム(ベータ版)、階層型手数料体系の導入など、マイニングプールの機能拡充を進めてきた。

なお同社はあわせて、「SBI Mining Pool」や「SBI Crypto Pool」を名乗る偽サイトやSNSアカウントによる勧誘が確認されているとして注意を呼びかけている。

参考:発表
画像:PIXTA

関連ニュース

関連するキーワード

この記事の著者・インタビューイ

髙橋知里

「あたらしい経済」編集部 記者・編集者

「あたらしい経済」編集部 記者・編集者

合わせて読みたい記事

ソラナ上の予測市場「World」、暗号資産ウォレットのファントム内で正式公開

ソラナ(Solana)基盤のオンチェーン予測市場プロジェクト「ワールド(World/World Prediction Markets)」が、暗号資産(仮想通貨)ウォレットのファントム(Phantom)内で正式公開された。ワールドが7月1日に公式Xで発表した。なおファントムの開示ページでは、6月1日以降に開かれた予測市場ポジションはワールドが提供するものと説明されている

【7/2話題】機関投資家向け新団体「Ethereum Institutional」始動、メタマスクが利回り付き口座「Money Account」提供開始など(音声ニュース)

ブロックチェーン・仮想通貨(暗号資産)・フィンテックについてのニュース解説を「あたらしい経済」編集部が、平日毎日ポッドキャストでお届けします。Apple Podcast、Spotify、Voicyなどで配信中。ぜひとも各サービスでチャンネルをフォロー(購読登録)して、日々の情報収集にお役立てください。

Sponsored

イーサリアム財団、政府・機関向け基礎ガイド公開、「中立的なデジタル公共インフラ」としてイーサリアムを説明

イーサリアム(Ethereum)を支援するイーサリアム財団(Ethereum Foundation)が、政府や機関向けのガイド「イーサリアム・ベーシックス・フォー・ガバメンツ・アンド・インスティテューションズ(Ethereum Basics for Governments and Institutions)」を7月1日に公開した

ナスダック、Pyth経由で「TotalView」提供開始。注文板・不均衡データを配信

米ナスダック(Nasdaq)が、ピスネットワーク(Pyth Network)運営の機関向けデータ配信基盤「ピスデータマーケットプレイス(Pyth Data Marketplace)」にデータ提供を開始した。ブロックチェーン向けに金融データを提供する分散型オラクルネットワークのピスネットワークが6月30日に発表した