韓国ヒュンダイ技術部門の子会社Hdacが3件のブロックチェーン関連特許を出願

韓国ヒュンダイ技術部門の子会社Hdacが3件のブロックチェーン関連特許を出願

韓国大手自動車メーカーであるヒュンダイ(HYUNDAI)の関連子会社Hdac Technologyが、ブロックチェーンに関する特許3件を韓国特許庁に申請したことを韓国の現地メディアChosun(朝鮮)が6月25日報じた。

韓国特許庁が公開した資料によると「ALTUM」「ATOLO」「RIZON」という商標が登録されており、いずれも暗号資産ウォレットに関する特許とのことだ。

Chosunによると今回特許庁へ登録されたウォレットには、Hdacが発行する暗号資産Hdacコイン(HDAC)の保管・送金・ステーキングなどの機能が搭載されるとみられている。さらに段階を経てHdacが開発するDAppsとの連動も実現する見込みとのことだ。

またHdacが開発を行うウォレットとDAppsとの連動が実現すれば、Kakaoが先日発表した暗号資産ウォレット「Klip」との競合構図となるだろうとも報じられている。

編集部のコメント

Hdac Technologyはヒュンダイの技術部門(Hyundai BS&C)の子会社であり、2017年から独自の暗号資産HDACを発行しています。2019年にはブロックチェーン関連のビジネスに約1,000万ドル(約10億7,000万円)の投資を行うことを発表しています。また自社のブロックチェーン上でDAppの開発も行っており、今年3月には最初のDAppのリリースをしています。

また同社は今月26日に、バイナンスが支援するブロックチェーン監査法人CertiKと提携し、IoTデバイスとブロックチェーンの連携を進めることを発表しています。

コメント:小俣淳平(あたらしい経済)

(images:iStock/jauhari1)

関連するキーワード

この記事の著者・インタビューイ

あたらしい経済 編集部

「あたらしい経済」 はブロックチェーン、暗号通貨などweb3特化した、幻冬舎が運営する2018年創刊のメディアです。出版社だからこその取材力と編集クオリティで、ニュースやインタビュー・コラムなどのテキスト記事に加え、ポッドキャストやYouTube、イベント、書籍出版など様々な情報発信をしています。また企業向けにWeb3に関するコンサルティングや、社内研修、コンテンツ制作サポートなども提供。さらに企業向けコミュニティ「Web3 Business Hub」の運営(Kudasaiと共同運営)しています。

これから「あたらしい経済」時代を迎える すべての個人 に、新時代をサバイバルするための武器を提供する、全くあたらしいWEBメディア・プロジェクトです。

「あたらしい経済」 はブロックチェーン、暗号通貨などweb3特化した、幻冬舎が運営する2018年創刊のメディアです。出版社だからこその取材力と編集クオリティで、ニュースやインタビュー・コラムなどのテキスト記事に加え、ポッドキャストやYouTube、イベント、書籍出版など様々な情報発信をしています。また企業向けにWeb3に関するコンサルティングや、社内研修、コンテンツ制作サポートなども提供。さらに企業向けコミュニティ「Web3 Business Hub」の運営(Kudasaiと共同運営)しています。

これから「あたらしい経済」時代を迎える すべての個人 に、新時代をサバイバルするための武器を提供する、全くあたらしいWEBメディア・プロジェクトです。

合わせて読みたい記事

【4/18話題】NTTデータとセキュリタイズJPのデジタル証券プラットフォーム、a16zがLayerZeroのZROを取得など(音声ニュース)

ブロックチェーン・仮想通貨(暗号資産)・フィンテックについてのニュース解説を「あたらしい経済」編集部が、平日毎日ポッドキャストでお届けします。Apple Podcast、Spotify、Voicyなどで配信中。ぜひとも各サービスでチャンネルをフォロー(購読登録)して、日々の情報収集にお役立てください。

Sponsored

a16z、登録投資顧問に対する「暗号資産カストディ規則」見直し提言

米大手ベンチャーキャピタルのアンドリーセン・ホロウィッツ(Andreessen Horowitz:a16z)は、登録投資顧問(Registered Investment Adviser:RIA)が暗号資産(仮想通貨)を直接カストディ(自己保管)できるようにするため、米証券取引委員会(SEC)に対してカストディ・ルールの見直しを求める書簡を、4月9日に提出した

香港SFC、ChinaAMCの「イーサリアム現物ETF」にステーキング機能承認

香港証券先物委員会(SFC)が、中国資産運用会社チャイナアセットマネジメント(ChinaAMC)が運用する暗号資産(仮想通貨)イーサリアム(ETH)の現物価格に連動するETF(上場投資信託)について、ステーキング機能の提供を承認した。ステーキング業務を担う暗号資産取引所OSLデジタル証券(OSL)が4月16日に発表した