決済特化型L1「Tempo」、コインベースのcbBTC導入。CCIP活用で

cbBTCが「テンポ」で利用可能に

暗号資産(仮想通貨)取引所コインベース(Coinbase)のラップドビットコイン「コインベース・ラップドBTC(Coinbase Wrapped BTC:cbBTC)」が、決済特化型レイヤー1ブロックチェーン「テンポ(Tempo)」上で利用可能になった。テンポ開発チームが5月15日に発表した。

テンポは、ストライプ(Stripe)とパラダイム(Paradigm)がインキュベートするレイヤー1ブロックチェーンだ。越境決済、機関投資家向け決済、トレジャリー業務、組み込み金融など、企業向け決済インフラ用途を主軸として展開されている。

今回の対応により、テンポ上で構築する企業や機関投資家は、ステーブルコイン決済と同じ環境でビットコイン(BTC)資産を利用できるようになる。想定用途としては、BTC担保レンディング、利回り商品、DEX取引、信用供与などが挙げられている。

テンポ公式ブログによると、現在cbBTCの流通量は50億ドル(約7,947億円)を超えるという。テンポでビットコイン関連資産が利用可能になるのは今回が初となる。

また今回の統合は、チェーンリンク(Chainlink)のクロスチェーン相互運用プロトコル「CCIP(Cross-Chain Interoperability Protocol)」を通じて実現したとのこと。

チェーンリンク公式Xアカウントによると、テンポは「エンタープライズグレードのクロスチェーンセキュリティ」を目的としてCCIPを採用したという。またチェーンリンクは、CCIPについて、コインベースのラップド資産「Coinbase Wrapped Assets」向けの独占的なブリッジ・インフラとして位置付けている。

テンポによると、CCIPの各ブリッジ経路は、最低16の独立したセキュリティ審査済みノードオペレーターによって保護されるとのこと。また、異常時に送金量を制限するレート制限機能も備えるという。

なおテンポ上では、ドアダッシュ(DoorDash)、ショッピファイ(Shopify)、ビザ(Visa)、ヌーバンク(Nubank)、ワンペイ(OnePay)などが、越境決済、機関投資家向け決済、組み込み金融、トレジャリー業務、エージェント型決済などの用途で開発を進めている。

参考:テンポ
画像:PIXTA

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この記事の著者・インタビューイ

渡邉洋輔

「あたらしい経済」編集部 記者
ブロックチェーンおよびデジタル資産分野を専門とし情報発信を行っている。オンチェーンデータや流動性構造など、市場設計の観点からのリサーチにも取り組んでいる。

「あたらしい経済」編集部 記者
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