モルフォラボ、固定金利プロトコルの新名称「Morpho Midnight」公表

Morpho Labsが新たな固定金利プロトコルを発表

DeFi(分散型金融)のレンディングプロトコル「モルフォ(Morpho)」の開発元であるモルフォラボ(Morpho Labs)が、同社の固定金利プロトコルの名称を「モルフォミッドナイト(Morpho Midnight)」とすることを発表した。なお、固定金利・固定期間ローンを軸とする次フェーズ自体は、2025年6月にすでに公表されていた。

モルフォミッドナイトは既存プロトコルである「モルフォブルー(Morpho Blue)」の改良版ではなく、オンチェーンレンディングにおける完全に新しいパラダイムとのこと。モルフォラボは、「モルフォブルーのV2」ではないと説明している。

固定金利市場は、モルフォの提供サービスの拡張であり、既存サービスの置き換えではないとのこと。可変金利市場は今後数年間DeFiの基盤であり続け、両者は互いに補完し合う関係になるという。

この位置づけを明確にするため、モルフォはこれまで使用していたバージョン表記を見直した。「Markets V1」は元の名称であるモルフォブルーに戻され、「Markets V2」は新たに「モルフォミッドナイト(Morpho Midnight)」とされた。

モルフォブルーはパーミッションレスのオープンターム可変金利市場を提供し、リスク管理を外部化する仕組みを導入している。一方でモルフォミッドナイトは固定期間・固定金利のインテントレンディングを提供し、リスク管理だけでなく金利管理も外部化する設計となっている。

価格設定とマッチングの構造が完全に異なるこの新プロトコルにより、モルフォのTVL(総預かり資産)は現在の100億ドル(約1兆5,000億円)から1,000億ドル以上への拡大を目指しているという。

なお「モルフォボールト(Morpho Vaults)」については、V2がV1を置き換える直接的な改良版であるため、引き続きバージョン表記を維持するとのこと。モルフォラボは、2年間の開発を経て、近日中に固定金利市場に関する詳細情報を公開する予定であると発表している。

画像:PIXTA

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この記事の著者・インタビューイ

田村聖次

和歌山大学システム工学部所属
格闘技やオーケストラ、茶道など幅広い趣味を持つ。
SNSでは、チェコ人という名義で、ブロックチェーンエンジニアや、マーケターとしても活動している。「あたらしい経済」の外部記者として記事の執筆も。

和歌山大学システム工学部所属
格闘技やオーケストラ、茶道など幅広い趣味を持つ。
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