ClearBank EuropeがCASP届出完了
英クラウドネイティブ型決済インフラ企業「クリアバンク(ClearBank)」の欧州子会社クリアバンクヨーロッパ(ClearBank Europe)が、オランダの金融市場庁(AFM)に対し、暗号資産(仮想通貨)サービスプロバイダー(CASP)に関する届出を完了したと4月9日に発表した。
クリアバンクによると、クリアバンクヨーロッパは欧州連合(EU)の暗号資産市場規則(MiCA/MiCAR:Markets in Crypto-Assets Regulation)に基づくCASP関連の届出を終えており、オランダの信用機関として初めて同届出を完了したという。
なお、MiCAの届出ルートは標準的なCASP免許取得とは別に、EU圏内の既存の信用機関が利用できる手続きだという。
同社によると、CASPとしての承認を受けたことで、米サークル(Circle)の発行・償還プラットフォーム「サークルミント(Circle Mint)」を自社の決済基盤に導入し、ユーロ建てステーブルコイン「EURC」と米ドル建てステーブルコイン「USDC」へのアクセスを顧客に提供するという。
これにより、欧州の顧客はクリアバンクヨーロッパの規制された銀行環境内で、法定通貨とデジタル資産を相互に転換可能になるとのこと。
なおクリアバンクとサークルは2025年10月、クリアバンクがサークルのステーブルコイン決済基盤「サークル・ペイメンツ・ネットワーク(Circle Payments Network:CPN)」に参加することで戦略的合意を締結していた。
ちなみに英国においてクリアバンクは、2019年から米暗号資産取引所大手コインベース(Coinbase)のポンド入出金レールやファスターペイメントへのアクセスを支援してきた。その後、クリアバンクはコインベースとの提携を拡大し、英国の利用者向けに金融サービス補償スキーム(FSCS)の保護対象となる普通預金口座も提供開始した。
ClearBank Europe is now a Crypto Asset Service Provider (CASP) under MiCAR. 🚀
— ClearBank (@clear_bank) April 9, 2026
This milestone is enabling us to bring regulated access to EURC and USDC stablecoins. By linking traditional payment systems with blockchain‑based networks, we will support faster, more efficient,… pic.twitter.com/lwcQOrV7Gb
参考:クリアバンク
画像:PIXTA