ビットゴーとZKシンク、トークン化預金の発行基盤を提供へ

銀行のトークン化預金導入を支援

イーサリアム(Ethereum)レイヤー2「ZKシンク(ZKsync)」の開発を手がけるマターラボ(Matter Labs)が、ビットゴー(BitGo)との提携により、銀行によるトークン化預金の導入を支援する基盤を提供すると3月25日に発表した。

今回の提携では、ビットゴーの機関投資家向けカストディおよびウォレットインフラと、ZKシンクの許可型ブロックチェーン基盤「プリビディウム(Prividium)」を統合する。

両社は、この統合により、銀行がトークン化預金を発行・移転・決済するための、安全かつコンプライアンスに準拠した基盤を提供するとしている。トークン化預金は、従来の銀行負債をデジタル化したものであり、資金を銀行システムの外に移さずに運用できる点が特徴と説明されている。

また同基盤では、常時稼働する決済や、既存の規制枠組みに沿ったプログラム可能な資金移動に対応するという。

マターラボによると、カストディ、決済、プライバシー保護機能を単一のインフラとして提供することで、銀行が複雑なブロックチェーンシステムを自ら構築することなく、デジタル資産機能を導入できるようにする狙いだ。

この共同インフラは現在、規制対象の金融機関と連携してテストが進められており、今年末までに本格的な展開が目指されるという。

なお、ビットゴーは今回の発表に先立つ3月24日、暗号資産(仮想通貨)を担保とした機関投資家向けの予測市場取引へのOTC(店頭取引)アクセス提供に関する提携も発表している。スケヒンナ・クリプト(Susquehanna Crypto)と連携し、同社のOTCデスクを通じて、ヘッジファンドやファミリーオフィス、超富裕層などが予測市場の流動性にアクセスできる仕組みを提供するという。

同サービスでは、顧客はビットコイン(BTC)やステーブルコイン、米ドルなど、ビットゴーのプラットフォーム上に保有する暗号資産を担保として利用し、予測市場の取引が可能になるという。また、取引は店頭での相対取引として実行され、従来のデリバティブ取引と同様の契約枠組みで処理されるとのことだ。

参考:ZKシンクプレスリリース
画像:PIXTA

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この記事の著者・インタビューイ

渡邉洋輔

「あたらしい経済」編集部 記者
ブロックチェーンおよびデジタル資産分野を専門とし情報発信を行っている。オンチェーンデータや流動性構造など、市場設計の観点からのリサーチにも取り組んでいる。

「あたらしい経済」編集部 記者
ブロックチェーンおよびデジタル資産分野を専門とし情報発信を行っている。オンチェーンデータや流動性構造など、市場設計の観点からのリサーチにも取り組んでいる。

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