ソニックラボ、米ドル建てステーブルコイン「USSD」ローンチ、BUIDLなどを準備資産に

Sonic Labsがステーブルコインをローンチ

EVM互換レイヤー1ブロックチェーン「ソニック(Sonic)」開発のソニックラボ(Sonic Labs)が、米ドル建てステーブルコイン「USソニックドル(US Sonic Dollar:USSD)」のローンチを3月9日に発表した。

発表によるとUSSDは、ソニックのエコシステム内で安定的なドル流動性レイヤーとして機能することを目指すステーブルコインだという。

USSDは、米ドル建て資産を準備資産とし、米ドルに対して1:1の価値で裏付けられているとのこと。準備資産には、ブラックロック(BlackRock)のBUIDL、スーパーステート(Superstate)のUSTB、ウィズダムツリー(WisdomTree)のWTGXXといった米資産運用会社のトークン化商品が含まれているという。

USSDは、米ドル建てステーブルコイン基盤を手がけるフラックス(Frax)展開の「ジーニアス法(GENIUS Act)」互換インフラ「frxUSD」を活用して構築されているとのこと。ジーニアス法は、2025年7月にドナルド・トランプ(Donald Trump)米大統領の署名によって成立した。同法では、発行されるステーブルコインを現金や米国債での100%裏付けが求められている。

利用者は、frxUSDのクロスチェーン対応インフラを通じて、イーサリアム(Ethereum)、アービトラム(Arbitrum)、アバランチ(Avalanche)、ベース(Base)、BSC(BNB Smart Chain)、オプティミズム(Optimism)、ポリゴン(Polygon)、スクロール(Scroll)、セイ(Sei)などのチェーン上にある対応資産を使い、ソニック上でUSSDを発行できるという。

また利用者は、USDC、USDT、PYUSD、USDB、BUIDL、USTB、WTGXXなどの対応する米ドル建て資産をソニック上のスマートコントラクトに1:1で預け入れることで、手数料ゼロでUSSDを発行可能とのこと。

ソニックラボは、USSDをネットワーク共通の米ドル建て基盤として整備し、取引、レンディング、パーペチュアル、支払い、トレジャリー運用などに使いやすい資産として利用拡大する予定だという。また、取引所やレンディング市場、ボールト、決済ルートに分散しがちな流動性を、ネットワーク内で集約しやすくする方針とのこと。

さらにUSSDは、サークル(Circle)社が開発したクロスチェーン転送プロトコル「CCTP」の対応チェーン間で利用できる償還ルートにも対応する設計だという。

また、KYC(顧客確認義務)とAML(資金洗浄対策)の要件を満たし、USSDの発行体の承認を受けた適格利用者は、同コインを米ドルに直接償還可能になる予定とのことだ。

参考:ソニックラボ
画像:PIXTA

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一本寿和

「あたらしい経済」編集部
記事のバナーデザインを主に担当する他、ニュースも執筆。
「あたらしい経済」で学んだことを活かし、ブロックチェーン・NFT領域のバーチャルファッションを手がけるブランド「JAPAN JACKET」を2021年10月より共同創業。

「あたらしい経済」編集部
記事のバナーデザインを主に担当する他、ニュースも執筆。
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