CCGが3iQを買収完了
日本の暗号資産(仮想通貨)取引所コインチェックの親会社でオランダに本社を置く米ナスダック上場のコインチェックグループ(Coincheck Group N.V.:CCG) が、カナダ・オンタリオ州拠点のデジタル資産運用会社3iQの買収を2月28日に完了したことを3月2日に発表した。
本買収によりCCGは、3iQの約99.8%の実質的所有権の取得を完了したとのこと。3iQ側の発表では、親会社3iQ Digital Holdingsの発行済株式約99.81%、議決権約99.80%に相当する持分を間接取得したとしている。
またコインチェックグループによる3iQの買収は、2025年10月に行われたフランス拠点の機関投資家向け登録暗号資産プライムブローカー、アポロ(Aplo)の買収と、2025年3月に行われたステーキングプラットフォームサービス提供のネクストファイナンステック(Next Finance Tech:NFT)買収に続くものとなる。
3iQの買収は、機関投資家向け市場を含むグローバル展開戦略における重要な一歩になるという。
3iQとアポロがそれぞれの機関投資家顧客に対して付加価値サービスを提供することや、NFTが3iQ、アポロ、コインチェックに対して、またはこれら3社の顧客向けにステーキングサービスを提供することで、収益面での相乗効果を追求する予定とコインチェックグループは述べている。
また本買収によりコインチェックグループは、上場企業としてのコストをより大規模かつ多様な収益基盤に分散可能になるとのことだ。
3iQは2024年4月、CCGの親会社であるマネックスグループの子会社となっていた。今回の買収はマネックスグループが保有していた3iQの中間持株会社株式をCCGへ移管する形で行われた。
なお3iQは、北米において初めてビットコイン(BTC)およびイーサリアム(ETH)を投資対象とする主要取引所上場ファンドを立ち上げ、昨年4月には北米初となるステーキング機能を伴うソラナ(SOL)ETFを上場させたほか、同年6月にはエックスアールピー(XRP)ETFを上場させている。同社の運用残高は2025年12月末時点で15億3,600万カナダドルで、2024年6月末の10億8,500万カナダドルから約41.6%増となる。