モルフォ、「USDT0」統合で決済向けUSDT流動性を複数チェーンで利用可能に

モルフォがUSDT0統合

イーサリアム(Ethereum)ベースの決済ネットワークである「モルフォ(Morph)」が、オムニチェーン型のテザー(Tether)流動性ネットワーク「USDT0」を統合したと2月13日に発表した。今回の統合により、モルフォは18以上のブロックチェーンにまたがる統合されたUSDT流動性へ直接アクセスできるようになるという。

USDT0は、テザー(Tether)発行のUSDTのチェーン間移動を集約・統一するための流動性ネットワーク。エバードーンラボ(Everdawn Labs)が管理・運営している。USDT0は、オムニチェーンプロトコル「レイヤーゼロ(LayerZero)」のトークン規格である「オムニチェーンファンジブルトークン(Omnichain Fungible Token:OFT)標準」を採用し、USDTと1:1で連動するオムニチェーン対応ステーブルコイン「USDT0」をチェーン間で移転(バーン・ミント方式)させることで、ラップド形式やカストディ型ブリッジを介さずにUSDTの流動性をUSDT0エコシステムへ取り込み、宛先チェーンで「USDT0」として受け取れる仕組みを提供している。またUSDT0によるクロスチェーン流動性レイヤー「レガシーメッシュ(Legacy Mesh)」を介すことにより、各チェーンのUSDT0同士だけでなく、イーサリアム(Ethereum)等で発行されているネイティブのUSDTの流動性にもアクセス可能となっている。USDT0は2025年1月のローンチされ、同年11月には累計送金額が500億ドル(約7.6兆円)を突破したと伝えられている。

モルフォ上で決済アプリケーションや加盟店向けツール、分散型金融(DeFi)プロトコルを構築する開発者は、複数のブリッジ済みトークンコントラクトを管理することなく、初日から大規模なUSDT流動性プールを利用できるとのこと。

モルフォは、イーサリアム(Ethereum)上で貸し手と借り手を最適な金利でマッチングするパーミッションレスな決済レイヤーネットワークだ。同ネットワークは、サブ300ミリ秒のブロックタイムとステーブルコイン送金のゼロ手数料を特徴とし、加盟店決済、国際送金、暗号資産(仮想通貨)カードの発行、トレジャリー管理といった用途を想定しているという。

今回、USDTの統合流動性がモルフォ上で利用可能になったことで、開発者は事実上の「ユニバーサルなUSDT」をアプリケーションに組み込めるようになるとされている。これにより、クロスボーダー決済の即時処理や、複数チェーンにまたがるユーザー体験の簡素化が可能になるとしている。

なおモルフォは、決済や貯蓄、アイデンティティ、リワードといった実世界の金融活動をオンチェーンで支える基盤の構築を進めている。同ネットワークは、ビットゲット(Bitget)およびビットゲット・ウォレット(Bitget Wallet)のエコシステムを通じて、1億2,000万人以上のユーザーを接続しているとしている。

ちなみに現在USDT0が接続するチェーンは、イーサリアム(Ethereum)、アービトラム(Arbitrum)、インク(Ink)、ベラチェーン(Berachain)、コーン(Corn)、オプティミズム(Optimism)、ユニチェーン(Unichain)、セイ(Sei)、フレア(Flare)、ハイパーリキッド(Hyperliquid)※HyperCoreとHyperEVM、ルートストック(Rootstock)、ポリゴン(Polygon)、エックスレイヤー(X Layer)、プラズマ(Plasma)、コンフラックス(Conflux)、マントル(Mantle)、メガイーサ(MegaETH)、モナド(Monad)、モーフ(Morph)、ステーブル(Stable)。 またレガシーメッシュを通じることで、USDTがネイティブ発行されているイーサリアム、トロン(Tron)、トン(Ton)、アービトラム、ソラナ(Solana)、セロ(Celo)といったネットワークにもUSDT0は接続されている。

 

参考:モルフォ
画像:PIXTA

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あたらしい経済 編集部

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