テザー社、クロスチェーン対応ステーブルコイン「USDT0」発表

初の展開先にクラーケンのInk採用

USDTなどのステーブルコイン発行企業テザー(Tether)社が、イーサリアム(Ethereum)上のUSDTと1:1の価値を維持するクロスチェーン対応ステーブルコイン「USDT0」を1月17日発表した。

またテザー社は、「USDT0」の初めての展開先として米大手暗号資産(仮想通貨)取引所クラーケン(Kraken)による独自ブロックチェーン「インク(Ink)」を採用したことも併せて発表している。

「USDT0」は、異なるブロックチェーン上の代替可能トークンと相互運用できるように設計されたトークン規格「オムニチェーンファンジブルトークン(Omnichain Fungible Token:OFT)」標準を採用したステーブルコインだ。

なお「USDT0」は将来的に、「Berachain」や「MegaETH」への展開も予定されているとのことだ。

その他にもテザー社は、「USDT0」の導入を検討しているエコシステムの募集も行っている。

ちなみに「インク」は、DeFi(分散型金融)向けのイーサリアムのレイヤー2ブロックチェーンとして構築されている。同チェーン構築には、「OPメインネット(オプティミズム)」の開発元OPラボ(OP Labs)が提供するソフトウェア「OPスタック(OP Stack)」が採用されている。

同ソフトウェアにより構築されたブロックチェーンは「スーパーチェーン(Superchain)」として相互接続が可能だ。

画像:iStock/Vit_Mar

関連ニュース

関連するキーワード

この記事の著者・インタビューイ

あたらしい経済 編集部

「あたらしい経済」 はブロックチェーン、暗号通貨などweb3特化した、幻冬舎が運営する2018年創刊のメディアです。出版社だからこその取材力と編集クオリティで、ニュースやインタビュー・コラムなどのテキスト記事に加え、ポッドキャストやYouTube、イベント、書籍出版など様々な情報発信をしています。また企業向けにWeb3に関するコンサルティングや、社内研修、コンテンツ制作サポートなども提供。さらに企業向けコミュニティ「Web3 Business Hub」の運営(Kudasaiと共同運営)しています。

これから「あたらしい経済」時代を迎える すべての個人 に、新時代をサバイバルするための武器を提供する、全くあたらしいWEBメディア・プロジェクトです。

「あたらしい経済」 はブロックチェーン、暗号通貨などweb3特化した、幻冬舎が運営する2018年創刊のメディアです。出版社だからこその取材力と編集クオリティで、ニュースやインタビュー・コラムなどのテキスト記事に加え、ポッドキャストやYouTube、イベント、書籍出版など様々な情報発信をしています。また企業向けにWeb3に関するコンサルティングや、社内研修、コンテンツ制作サポートなども提供。さらに企業向けコミュニティ「Web3 Business Hub」の運営(Kudasaiと共同運営)しています。

これから「あたらしい経済」時代を迎える すべての個人 に、新時代をサバイバルするための武器を提供する、全くあたらしいWEBメディア・プロジェクトです。

合わせて読みたい記事

【2/14話題】コインベースの第4四半期利益は予想上回る結果、CZの愛犬関連のミームコイン発行など(音声ニュース)

ブロックチェーン・仮想通貨(暗号資産)・フィンテックについてのニュース解説を「あたらしい経済」編集部が、平日毎日ポッドキャストでお届けします。Apple Podcast、Spotify、Voicyなどで配信中。ぜひとも各サービスでチャンネルをフォロー(購読登録)して、日々の情報収集にお役立てください。

Sponsored