マーク・ザッカーバーグが「LibraがFacebookの広告収入を増加させる可能性がある」と株主総会で発言

マーク・ザッカーバーグが「LibraがFacebookの広告収入を増加させる可能性がある」と株主総会で発言

マーク・ザッカーバーグが「LibraがFacebookの広告収入を増加させる可能性がある」と株主総会で発言したことがロイター通信の株主総会の議事録から明らかになった

記者のBrett Wye(ブレット・ウィ)氏は「私はLibraを非常に支持していますが、これがFacebookにとって金銭的にどのように利益をもたらすのか知りたいです。LibraはFacebookにとってどのように金銭的に利益をもたらすのでしょうか?」とFacebook取締役陣へ質問をした。

それに対しマーク氏は「Libraに限らず、私たちが行っている仕事は広告ビジネスの観点から考えるべきだと思います。実際に広告ビジネスの本当に重要な特性があります。それは、広告ビジネスはオークションから成り立っているということです。そしてオークション形式であるという事実は、多くの素晴らしい特性を持っています。

1つは価格を設定する必要がないため、すべてのビジネスはどのような結果を得ようとしているのかという点で、広告が自分たちにとってどれくらいの価値があるのかを入札することができます。世界中の何百万もの企業などが参加できる設計で、ビジネスは非常に効率的になります」と答えた。

そしてマーク氏は「私たちがFacebook Shopsのようなコマース、LibraやFacebook Payのような決済ツールを提供することで、企業にとってコマースがより効果的なビジネスになり、広告を掲載した際にその広告をクリックした人が何かを購入する可能性が高くなるようになると考えられます。そして広告ビジネスがオークション形式である事実を考慮すると、企業は広告全体の価格が高くなるよりも、広告で高値をつけた方が基本的には価値がある広告であるということになります。これは大概的に、コマースや決済をより深く掘り下げて洞察した私たちの戦略です」と答えた。

さらにマーク氏はLibraのグローバルなペイメントインフラへの役割についても語っていて「グローバルペイメントのコアインフラは長い間アップデートされていない領域です。私たちの仕事の多くは、世界中のさまざまな国の人々にサービスを提供することですが、国と国の間での送金や支払いは非常に困難な場合が多いです。Libraには商取引やペイメントのプロセスをより簡単にする機会がたくさんあると思います。そして、それは世界中の人々にとって素晴らしいことだと思います。経済全体にも役立つと思います。ビジネスがこれらのツールを使用して成功している場合、私たちは広告の高い価格を介して自分自身でその価値創造に、ある程度の量、参加することができるようになるでしょう」と答えた。

編集部のコメント

なぜLibraなどの決済システムを導入することで、Faceookがより広告収益が見込めるのかについて具体的に説明します。Facebookは広告ビジネスでは、手数料、入札料から収益を得ています。つまり広告収益を高めるためには、手数料、入札料を上げる必要があります。そしてザッカーバーグ氏は、LibraやFacebook Payなどのペイメントシステムを導入することで、広告の入札料を高める戦略へ舵を切りました。

Facebookはペイメントシステムを導入することで、これまでの広告の認知やクリック数を高めるという役割から、商品を購入の役割まで担うことができるようになります。そのように変化すれば、広告利用企業が商品の認知獲得のために、広告クリック数を高めることを目的にした広告利用から、商品販売のための広告利用へと変わります。

企業としてはいくら商品の認知が高まったとしても、商品が売れなければ収益につながりません。このようなビジネス構造な故に、ペイメントシステム導入がFacebookの広告収入を上げうると考えているのだと思われます。

コメント:竹田匡宏(あたらしい経済編集部)

(images:paitoonpati,antoniokhr)

関連するキーワード

この記事の著者・インタビューイ

あたらしい経済 編集部

ブロックチェーン、仮想通貨(暗号通貨)、トークンエコノミー、評価経済、シェアリングエコノミーなどの「あたらしい経済」をテーマにしたWEBメディアです。「あたらしい経済」モデルやそこでの稼ぎ方、そこで未来を切り開く人々のエピソード、あたらしい時代における働き方や学ぶべきことなどを、紹介します。これから「あたらしい経済」時代を迎える すべての個人 に、新時代をサバイバルするための武器を提供する、全くあたらしいWEBメディア・プロジェクトです。

ブロックチェーン、仮想通貨(暗号通貨)、トークンエコノミー、評価経済、シェアリングエコノミーなどの「あたらしい経済」をテーマにしたWEBメディアです。「あたらしい経済」モデルやそこでの稼ぎ方、そこで未来を切り開く人々のエピソード、あたらしい時代における働き方や学ぶべきことなどを、紹介します。これから「あたらしい経済」時代を迎える すべての個人 に、新時代をサバイバルするための武器を提供する、全くあたらしいWEBメディア・プロジェクトです。

合わせて読みたい記事

【8/3の話題】ルイヴィトンがブロックチェーンゲーム、ハッシュポートが前澤友作氏らから資金調達など(音声ニュース)

ルイヴィトンがブロックチェーンゲーム「LOUIS THE GAME」ローンチへ、ビープルがNFTアート提供、【取材】ハッシュポートが前澤友作氏から約4.8億円調達発表、共同でブロックチェーン新サービスも、アソビシステムらメタバース上にグローバル文化都市「メタトーキョー」設立、Decentralandに土地購入、韓国の11の暗号資産取引所が閉鎖の可能性、関係筋証言、米マイアミが「マイアミコイン」のマイニング開始へ、保有者にはBTCとSTXの利回り報酬も、暗号資産取引プラットフォームVoyager、決済企業Coinifyを約93億円で買収、米NCR、ビットコインATM展開のLibertyXを買収、暗号資産企業ブローカーの定義が議論に、米5,500億ドル規模のインフラ法案の税務報告項目にて、FTXがエンタメブランド向けNFTマーケットプレイス開発へ、米ドルフィンと提携で、コインベースプロでAlchemy Pay(ACH)、PlayDapp(PLA)、Rai Reflex Index(RAI)上場、ビットポイント、国内初のCardano(ADA)上場へ、クロアチア初、チリーズのSocios.comでディナモザグレブがファントークン発行へ、Coincheck NFT(β版)、NFTサッカーゲームSorareの取扱い開始へ、ポイ活でビットコイン、モッピーでの獲得ポイントがXRP、LTC、BCHにも交換可能に

Sponsored

クロアチア初、チリーズのSocios. comでディナモザグレブがファントークン発行へ

ブロックチェーン企業チリーズ(Chiliz)がクロアチア共和国の国内リーグ所属のサッカークラブであるディナモ・ザグレブ(Dinamo Zagreb)と提携し、チリーズ運営のファンエンゲージメントプラットフォーム「Socios.com(ソシオスドットコム)」にて同クラブのファントークンを発行することを8月2日発表した。同クラブはクロアチアでファントークンを発行する国内初のスポーツチームとなる。

ルイヴィトンがブロックチェーンゲーム「LOUIS THE GAME」ローンチへ、ビープルがNFTアート提供

LVMHグループのルイ・ヴィトンが、創業者ルイ・ヴェイン氏の生誕200年を記念したプロジェクト「LOUIS 200」の一環として、ブロックチェーンゲームアプリ「LOUIS THE GAME」をローンチすることを8月3日発表した。なおローンチ日である8月4日はヴェイトン氏の誕生日とのこと

アソビシステムらメタバース上にグローバル文化都市「メタトーキョー」設立、Decentralandに土地購入

アソビシステム株式会社、ParadeALL(パレードオール)株式会社、Fracton Ventures(フラクトンベンチャーズ)株式会社の3社が、NFTを活用した次世代メタバース(仮想空間)上に「グローバル文化都市トーキョー」を創り出すWeb3.0プロジェクトの始動を8月3日発表した。