ネスプレッソがジンバブエ産のコーヒー流通をトレースするためにブロックチェーンを活用

ネスプレッソがジンバブエ産のコーヒー流通をトレースするためにブロックチェーンを活用

Nespresso(ネスプレッソ)がジンバブエ産のコーヒーの流通をトレースするためにブロックチェーン技術を活用していることがLedger Insigthsの報道によって明らかになった。ネスプレッソがブロックチェーンを活用しているプロジェクト名は「TAMUKA mu ZIMBABWE」だ。

ネスプレッソのCEOであるGuillaume Le Cunff(ギョーム・ル・クンフ)氏は「私たちは、消費者が自分のコーヒーがどこから来ているのかを知りたいという関心が高まっていることを知っています。ネスプレッソのAAAサステイナブル・クオリティー™プログラムのおかげで、当社は15年以上にわたってバリューチェーンの各農園までトレーサビリティを確保してきました。このブロックチェーンの取り組みのおかげで、さらに一歩進んで、お客様にTAMUKA mu ZIMBABWEコーヒーの背後にある農家を発見していただけることを嬉しく思います」とコメントしている。

なおLedger Insightsの報道によると、TAMUKA mu ZIMBABWEではイーサリアムのパブリックチェーンが利用されているようで、現状はギークなオタクのみが利用しているとのこと。

編集部のコメント

ネスプレッソの親会社はNestlé(ネスレ)です。ネスレは食品トレーサビリティとブロックチェーンの両方にきっちりと取り組んでいます。ネスレはIBMのFood Trust Enterprise Blockchain Networkの(フードトラストエンタープライズブロックチェーンネットワーク)メンバーです。最近はNGOのレインフォレスト・アライアンスと提携をしています。レインフォレスト・アライアンスは、コーヒー農園で働く労働者の生活向上など、生産者の生活向上と共に熱帯雨林の持続可能な管理を目指して活動しています。

このようにネスプレッソやネスレはSDGsにブロックチェーン技術を活用し、持続可能なビジネスを展開できる枠組みを作ろうと挑んでいる企業です。

コメント:竹田匡宏(あたらしい経済編集部)

(images:LuckyStep48)

この記事の著者・インタビューイ

あたらしい経済 編集部

ブロックチェーン、仮想通貨(暗号通貨)、トークンエコノミー、評価経済、シェアリングエコノミーなどの「あたらしい経済」をテーマにしたWEBメディアです。「あたらしい経済」モデルやそこでの稼ぎ方、そこで未来を切り開く人々のエピソード、あたらしい時代における働き方や学ぶべきことなどを、紹介します。これから「あたらしい経済」時代を迎える すべての個人 に、新時代をサバイバルするための武器を提供する、全くあたらしいWEBメディア・プロジェクトです。

ブロックチェーン、仮想通貨(暗号通貨)、トークンエコノミー、評価経済、シェアリングエコノミーなどの「あたらしい経済」をテーマにしたWEBメディアです。「あたらしい経済」モデルやそこでの稼ぎ方、そこで未来を切り開く人々のエピソード、あたらしい時代における働き方や学ぶべきことなどを、紹介します。これから「あたらしい経済」時代を迎える すべての個人 に、新時代をサバイバルするための武器を提供する、全くあたらしいWEBメディア・プロジェクトです。

合わせて読みたい記事

【4/25話題】バイナンス創業者CZに懲役3年が求刑、チェーンリンクの「CCIP」が一般提供開始など

米検察当局、バイナンス創業者CZに懲役3年を求刑、Samourai Walletの創設者らがマネーロンダリングの容疑などで逮捕、ワールドコイン子会社、トレジャリーから「WLD」販売で資金調達へ。ネットワーク成長支援のため、チェーンリンク、クロスチェーン相互運用プロトコル「CCIP」を一般提供開始、ソラミツ、ブロックチェーンアプリの運用管理基盤「磐船(IWAFUNE)」をBaaSで提供へ、HEALTHREEのガバナンストークン「GHT」、海外暗号資産取引所MEXCへ上場決定