米ナスダック上場インテュイット、自社プラットフォーム全体でUSDC活用へ、サークルと提携で

CircleとIntuitが提携

米ドル建てステーブルコイン「USDC」発行元サークル(Circle)の子会社と米ナスダック上場の金融テクノロジープラットフォーム提供のインテュイット(Intuit)が、複数年の戦略的パートナーシップを締結した。両社が12月18日に発表した。

今回の提携により、インテュイットのプラットフォーム全体で、サークル提供のステーブルコインインフラストラクチャとUSDCを活用できる枠組みが確立されたとのこと。インテュイットは、自社のプラットフォーム全体にUSDCを組み込むことで、従来の決済網では実現できなかった還付、送金、貯蓄、決済における新たな体験を創出するとしている。

なおUSDCは、インテュイット提供の税務申告支援サービス「ターボタックス(TurboTax)」、個人向け信用管理サービス「クレディットカルマ(Credit Karma)」、中小企業向け会計ソフト「クイックブックス(QuickBooks)」、マーケティング支援プラットフォーム「メールチンプ(Mailchimp)」などで活用される予定だという。

サークルの関連会社は12月17日、中国の越境決済事業者リアンリアン・グローバル(LianLian Global)と基本合意書(MOU)を締結した。

両社は、海外で事業展開する加盟店やプラットフォーム向けに、ステーブルコインを活用した決済インフラ関連の協業機会を模索するという。協業では、「Circle Payments Network」による既存決済網とブロックチェーン基盤の相互運用や、サークル開発の独自レイヤー1ブロックチェーン「アーク(Arc)」を活用した決済ユースケースが検討対象に含まれているとのことだ。 

参考:サークル
画像:iStocks/LuckyStep48

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この記事の著者・インタビューイ

一本寿和

「あたらしい経済」編集部
記事のバナーデザインを主に担当する他、ニュースも執筆。
「あたらしい経済」で学んだことを活かし、ブロックチェーン・NFT領域のバーチャルファッションを手がけるブランド「JAPAN JACKET」を2021年10月より共同創業。

「あたらしい経済」編集部
記事のバナーデザインを主に担当する他、ニュースも執筆。
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