サークル、アブダビで「金融サービス許可」ライセンス取得、マネーサービスプロバイダー事業運営へ

サークルがアブダビでFSPライセンス取得

米サークルインターネットグループ(Circle Internet Group:以下、サークル)が、アブダビグローバルマーケット(ADGM)の金融サービス規制当局(FSRA)から、金融サービス許可(FSP)ライセンスを取得したと12月9日に発表した。

FSPライセンスは、アラブ首長国連邦(UAE)アブダビの国際金融センター(IFC)内でマネーサービスプロバイダーとして事業を行うためのものだ。サークルはFSPライセンス取得により、UAEで企業や開発者、金融機関向けの規制準拠の決済関連ユースケースを拡大していく予定とのこと。

また、サークルはサエーダ・ジャファー(Saeeda Jaffar)氏を中東・アフリカ(MEA)地域のマネージングディレクターに任命した。ジャファー氏は現在、ビザ(Visa)のシニアバイスプレジデント兼湾岸協力会議(GCC)地域のグループカントリーマネージャーを務めており、今後サークルの地域戦略を主導する予定とのこと。

また同氏は、サークルと金融機関および企業とのパートナーシップを深め、UAEとMEA市場全体でデジタルドルとオンチェーン決済ソリューションの採用を加速させる役割を担う予定だという。

ちなみにドバイ金融サービス機構(DFSA)は2月17日、ドバイ国際金融センター(DIFC)内でサークル発行の米ドル建てステーブルコイン「USDC」とユーロ建てステーブルコイン「EURC」を認定暗号資産として承認した。この認定によりDIFC内で事業を行うDFSA認可の金融機関・フィンテック企業は、USDCとEURCをデジタル資産サービス、決済、財務管理、その他の金融アプリケーションに活用可能となった。

さらに、サークルは2024年12月にADGMでの法人設立を発表したほか、USDC活用の国際送金の強化を目的に、中東の大手金融サービス企業グループ「ルル・フィナンシャル・ホールディングス(LuLu Financial Holdings:LuLuFin)」と提携した。

参考:サークルインターネットグループ
画像:Reuters

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一本寿和

「あたらしい経済」編集部
記事のバナーデザインを主に担当する他、ニュースも執筆。
「あたらしい経済」で学んだことを活かし、ブロックチェーン・NFT領域のバーチャルファッションを手がけるブランド「JAPAN JACKET」を2021年10月より共同創業。

「あたらしい経済」編集部
記事のバナーデザインを主に担当する他、ニュースも執筆。
「あたらしい経済」で学んだことを活かし、ブロックチェーン・NFT領域のバーチャルファッションを手がけるブランド「JAPAN JACKET」を2021年10月より共同創業。

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