カカオトークのブロックチェーンプロジェクトであるクレイトンがセロアライアンスに参加

カカオトークのブロックチェーンプロジェクトであるクレイトンがセロアライアンスに参加

韓国Kakao Corp.のブロックチェーンプロジェクトであるKlaytn(クレイトン)がCelo Alliance for Prosperityに参加したことを5月8日発表した。

Kakao Corp.はメッセージングアプリであるカカオトークを提供する韓国の大手インターネット企業。またKlaytnはKakaoのブロックチェーン関連会社であるGround Xによって開発されたグローバルなパブリックブロックチェーンプラットフォームだ。

Celo Alliance for Prosperityは、モバイルファーストのペイメントインフラを構築している企業であるCelo Foundationが今年3月に設立した独自のステーブルコインイニシアチブだ。

Klaytnの公式mediumに寄せられたCelo Alliance責任者であるChuck Kimble氏のコメントによると、Klaytnの加入は外部のブロックチェーンネットワークとして初の事例とのこと。

KlaytnとCeloは日常生活においてデジタル通貨を有用に利用できるように相互のビジョンを共有し、両者のブロックチェーンプロトコルの相互運用性に関する調査を共同で実施するとのことだ。

編集部のコメント

Celo Alliance for Prosperityは5月5日にも新たなアライアンスメンバー25団体が加入したことを発表しています。同アライアンスは3月に設立した際のメンバー数50から2か月で75団体に増えています。 またCeloは既に3,000万ドル(約33億円)を資金調達しています。引受先はa16z、Jack Dorsey、Naval、Polychain Capitalなど有名なVC、エンジェル投資家が名を連ねています。

なおアライアンスの目標は、現実の世界でデジタル資産を、よりアクセスしやすく便利にするというCeloの共通のビジョンをサポートするために組織の共通理解を高めていくことです。

またceloは、新興国が経済参加できるようなエコシステムを生み出していくことを目指しているため、FacebookのLibra Associationと比較されることもあります。ちなみにAnchorage、Bison Trails Co.、Coinbase Ventures、Andreessen Horowitz and Mercy CorpsなどCelo AllianceとLibra Associationの両方に加入している団体も存在しています。

コメント:大津賀新也(あたらしい経済)

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「あたらしい経済」 はブロックチェーン、暗号通貨などweb3特化した、幻冬舎が運営する2018年創刊のメディアです。出版社だからこその取材力と編集クオリティで、ニュースやインタビュー・コラムなどのテキスト記事に加え、ポッドキャストやYouTube、イベント、書籍出版など様々な情報発信をしています。また企業向けにWeb3に関するコンサルティングや、社内研修、コンテンツ制作サポートなども提供。さらに企業向けコミュニティ「Web3 Business Hub」の運営(Kudasaiと共同運営)しています。

これから「あたらしい経済」時代を迎える すべての個人 に、新時代をサバイバルするための武器を提供する、全くあたらしいWEBメディア・プロジェクトです。

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