米予測市場プラットフォーム「カルシ」、USDC保管先にコインベース・カストディ採用

Coinbase CustodyがKalshi上のUSDC保管

米予測市場プラットフォーム提供の「カルシ(Kalshi)」が、米暗号資産(仮想通貨)取引所コインベース(Coinbase)提供のカストディソリューション「コインベース・カストディ(Coinbase Custody)」を採用した。カルシとコインベースが11月14日に発表した。

カルシは、自社プラットフォーム上のUSDCの保管先としてコインベース・カストディを採用したとのこと。同ソリューション採用により、カルシのプラットフォーム上で行われるUSDC建ての入金、取引、支払いは、機関向けセキュリティのもとで保管・管理されているという。

カルシは、米CFTC(商品先物取引委員会)によりDCM(指定契約市場)として認可されている予測市場プラットフォームを提供している。なお、DCMはCFTCの監督下で運営される先物取引所を指す。DCMでは先物やオプションを上場でき、個人投資家や機関投資家がアクセス可能だ。

ちなみに、米グーグル(Google)は11月6日に金融情報サービス「グーグルファイナンス(Google Finance)」に予測市場データを表示する新機能を追加すると発表した。この機能にカルシと予測市場プラットフォームのポリマーケット(Polymarket)が採用され、これらプラットフォームの市場確率が従来の金融指標と並んで閲覧可能になる予定だという。

また、カルシは10月に米プロアイスホッケーリーグ「NHL(National Hockey League)」と複数年契約を締結し、リーグ公式ロゴやチーム名を予測市場で使用できる初の事例として注目を集めた。同社には、時価総額100億ドル(当時約1.5兆円)超の評価で新規出資提案が寄せられていた。 

参考:カルシコインベース
画像:PIXTA

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この記事の著者・インタビューイ

一本寿和

「あたらしい経済」編集部
記事のバナーデザインを主に担当する他、ニュースも執筆。
「あたらしい経済」で学んだことを活かし、ブロックチェーン・NFT領域のバーチャルファッションを手がけるブランド「JAPAN JACKET」を2021年10月より共同創業。

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