コインチェック、IEO銘柄「ファンプラ(FPL)」取扱開始、取引開始直後にIEO価格の半値割れ

コインチェックがFPLの取り扱い開始

国内暗号資産(仮想通貨)取引所コインチェックが、IEO銘柄の暗号資産「ファンプラ(FPL)」の取り扱いを11月11日12:00より開始した。

FPLは国内IEO案件において9例目、Coincheck IEOにおいては4例目となる暗号資産。なおIEO(Initial Exchange Offering)とは、トークンによる資金調達を暗号資産取引所が支援し、具体的には主体となって発行体のトークンを暗号資産として販売するモデルのこと。

FPLの取り扱いはコインチェックの取引所・販売所・貸暗号資産サービスにて開始されている。またCoincheck(WEB)およびCoincheckアプリにおける送金・受取も対象だ。

なおFPL取り扱い開始によりコインチェックの取り扱い暗号資産は、合計36銘柄となっている。

取引開始直後にIEO価格の半値割れに

FPLは10月21日から11月4日の期間、コインチェック運営のIEOプラットフォーム「Coincheck IEO」で1FPLを1円、1口1万FPLで販売した。その結果FPLの最終的な申し込み金額は合計90.6億円となり、申し込み口座数は28,523口座、申し込み倍率は9.06倍を記録した。

そして11月11日12:00、コインチェック取引所でFPRの取引は開始した。しかしFPL取引開始直後5分も経たずに価格は急落し、IEO価格の半値となる0.5円を下回った。

その後価格は一時0.3円台まで下落したが、取引開始から約2時間が経った現在、FPLの価格は0.54円で取引されている。

FPLとは

FPLは国内でエンタメ関連事業を行うファンプラ社によって発行されている暗号資産。FPLは、音楽業界においてアーティストとファンが直接つながり、共創することで生まれる新しいエンターテインメント体験を支えるプラットフォーム「ファンプラシステム」の主要サービスで利用できるトークンとのこと。なおFPLはポリゴン(Polygon)ブロックチェーン上で発行されている。

またコインチェックでのFPL取扱開始に併せ「ファンプラマーケット(Fanpla Market)」がローンチされており、FPLは同プラットフォームにてデジタルアセットの購入やチケット購入などに使用できるとのこと。

ファンプラマーケットローンチに伴い、THE YELLOW MONKEY、GLAYなどの人気アーティストの限定アイテムの取り扱いが順次開始されている。 

画像:iStocks/Priyanka-Naskar

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この記事の著者・インタビューイ

大津賀新也

「あたらしい経済」編集部
副編集長
ブロックチェーンに興味を持ったことから、業界未経験ながらも全くの異業種から幻冬舎へ2019年より転職。あたらしい経済編集部では記事執筆の他、音声収録・写真撮影も担当。

「あたらしい経済」編集部
副編集長
ブロックチェーンに興味を持ったことから、業界未経験ながらも全くの異業種から幻冬舎へ2019年より転職。あたらしい経済編集部では記事執筆の他、音声収録・写真撮影も担当。

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