メルコインとコインチェックが提携、メルカリでCoincheck取扱い暗号資産の取引対応に向け

メルコインとコインチェックが提携

メルコインとコインチェックが、国内暗号資産市場の拡大に向けた協業に関する業務提携を締結したと8月5日に発表した。

メルコインは、フリマアプリ「メルカリ」提供のメルカリ社の子会社で、暗号資産やブロックチェーンに関するサービスの企画・開発を行う企業。またコインチェックは、国内暗号資産取引サービス「Coincheck」を運営する企業である。

発表によると今回の提携の最初の取り組みとして、メルカリの暗号資産取引サービスを通じて、メルコインの媒介により、Coincheckの新規口座開設とCoincheckとの暗号資産の取引が可能となる連携に向けて検討を開始するという。この連携は2026年上半期を目処に可能とするようだ。

これにより、Coincheckが提供する暗号資産が、メルカリの暗号資産取引サービスから取引可能になるという。メルカリの同機能では現在、ビットコイン(BTC)、イーサリアム(ETH)、エックスアールピー(XRP)の3銘柄のみが取引可能。またCoincheckでは現在37銘柄の暗号資産が取り扱われている。

メルカリでは2023年3月に暗号資産取引サービスを提供開始し、その後、約1年9カ月で利用者数が300万人を突破したという。またコインチェックは、2025年6月末時点で顧客預かり資産は1兆円、アプリダウンロード数においても6年連続で国内No.1を記録したとのことだ。 

参考:コインチェックメルコイン
画像:iStocks/ThinkNeo・Lidiia-Moor

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大津賀新也

「あたらしい経済」編集部
副編集長
ブロックチェーンに興味を持ったことから、業界未経験ながらも全くの異業種から幻冬舎へ2019年より転職。あたらしい経済編集部では記事執筆の他、音声収録・写真撮影も担当。

「あたらしい経済」編集部
副編集長
ブロックチェーンに興味を持ったことから、業界未経験ながらも全くの異業種から幻冬舎へ2019年より転職。あたらしい経済編集部では記事執筆の他、音声収録・写真撮影も担当。

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