バイビットのbbSOL、機関投資家向けソラナLSTとして拡大。米アンカレッジのカストディに対応へ

bbSOLが機関投資家に開放

海外大手暗号資産(仮想通貨)取引所バイビット(Bybit)が、ステーキング済みソラナ(SOL)トークン「bbSOL」が、米アンカレッジ・デジタル(Anchorage Digital)のカストディ(保管)サービスに対応したと10月30日に発表した。

アンカレッジ・デジタルは、米連邦通貨監督庁(OCC)から認可を受けた初の暗号資産銀行だ。同社は機関投資家向けのカストディおよび決済ソリューション「アンカレッジ・デジタル・バンク(Anchorage Digital Bank)」を運営している。

またbbSOLは、バイビットが提供するソラナのステーキング済み資産でユーザーがSOLのステーキング報酬を得ながらも、資産の流動性を維持できるのが特徴だ。これにより取引所内での売買やDeFi(分散型金融)での運用など、多様なユースケースに対応できる。

今回のアンカレッジ・デジタルのカストディ対応により、bbSOLの保有者は米国の連邦規制下で銀行レベルのセキュリティとコンプライアンス体制のもとで資産を管理できるようになる。これにより、ファンドや資産運用会社などの機関投資家にとっても、ソラナのステーキング利回りへの参入障壁が大幅に下がることになる。

バイビットは、今回の提携を通じてソラナの流動性ステーキング市場における機関投資家の参加拡大を目指しており、規制遵守と透明性を重視したDeFiアクセス手段を提供していく方針を示している。

 

参考:バイビット
画像:PIXTA

関連ニュース

この記事の著者・インタビューイ

あたらしい経済 編集部

「あたらしい経済」 はブロックチェーン、暗号通貨などweb3特化した、幻冬舎が運営する2018年創刊のメディアです。出版社だからこその取材力と編集クオリティで、ニュースやインタビュー・コラムなどのテキスト記事に加え、ポッドキャストやYouTube、イベント、書籍出版など様々な情報発信をしています。また企業向けにWeb3に関するコンサルティングや、社内研修、コンテンツ制作サポートなども提供。さらに企業向けコミュニティ「Web3 Business Hub」の運営(Kudasaiと共同運営)しています。

これから「あたらしい経済」時代を迎える すべての個人 に、新時代をサバイバルするための武器を提供する、全くあたらしいWEBメディア・プロジェクトです。

「あたらしい経済」 はブロックチェーン、暗号通貨などweb3特化した、幻冬舎が運営する2018年創刊のメディアです。出版社だからこその取材力と編集クオリティで、ニュースやインタビュー・コラムなどのテキスト記事に加え、ポッドキャストやYouTube、イベント、書籍出版など様々な情報発信をしています。また企業向けにWeb3に関するコンサルティングや、社内研修、コンテンツ制作サポートなども提供。さらに企業向けコミュニティ「Web3 Business Hub」の運営(Kudasaiと共同運営)しています。

これから「あたらしい経済」時代を迎える すべての個人 に、新時代をサバイバルするための武器を提供する、全くあたらしいWEBメディア・プロジェクトです。

合わせて読みたい記事

米DTCC子会社DTC、SECからノーアクションレター取得。規制下のトークン化サービス検証へ

米国の金融市場インフラを担うデポジトリー・トラスト・アンド・クリアリング・コーポレーション(Depository Trust & Clearing Corporation:DTCC)が、子会社であるデポジトリー・トラスト・カンパニー(Depository Trust Company:DTC)について、米証券取引委員会(SEC)の取引市場部門スタッフからノーアクションレターを取得したと12月11日に発表した

スーパーステートがトークン化株式の直接発行プログラム公開、ソラナとイーサリアムに対応

金融テクノロジー企業のスーパーステート(Superstate)は、イーサリアム(Ethereum)とソラナ(Solana)のブロックチェーン上でトークン化された株式を、米SEC(証券取引委員会)登録の公開企業(上場企業を含む)が直接発行できる新プログラム「ダイレクト・イシュアンス・プログラム(Direct Issuance Programs)」を12月10日に発表した