iShares Bitcoin ETPがロンドン証券取引所に上場
米資産運用大手ブラックロック(BlackRock)組成の「iShares Bitcoin ETP」が、10月20日に英ロンドン証券取引所(LSE)で上場した。LSEの公式ページで確認できる。
iShares Bitcoin ETPは、ブラックロックが今年3月18日に欧州で立ち上げたビットコイン(BTC)の現物の価格に連動するETP(上場投資商品)。同社にとって北米以外で初となる暗号資産(仮想通貨)の現物ETPだという。LSEではティッカーシンボル「IB1T」で取引開始された。
ブラックロックが展開する投資商品ブランド「iShares」の公式サイトによると、同ETPはドイツ証券取引所の電子取引システム「クセトラ(Xetra)」、仏の証券取引所「ユーロネクストパリ(Euronext Paris)」、スイスの証券取引所「SIXスイス証券取引所(SIX Swiss Exchange)」で「IB1T」で取引されている。
また同ETPは、蘭の証券取引所「ユーロネクストアムステルダム(Euronext Amsterdam)」ではティッカーシンボル「BTCN」で取引されている。
「iShares Bitcoin ETP」の経費率(TER)は、今年12月31日までの期間限定で一部が免除され、年率0.15%で提供される。この期間終了後、2026年1月1日以降は年率0.25%となる予定とのこと。
同ETPの発行元はスイス・チューリッヒ拠点のデジタル資産専門企業アイシェアーズ・デジタル・アセッツ(iShares Digital Assets)で、保管機関(カストディアン)はコインベース・カストディ(Coinbase Custody)だ。
参考:LSE・iShares Bitcoin ETP
画像:PIXTA