TISとgC Labsのヒノデテクノロジーズ、「IOTA」のノード運営に参加

ヒノデテクノロジーズがIOTAのノード運営開始

ヒノデテクノロジーズ(Hinode Technologies)が、レイヤー1ブロックチェーン「アイオータ(IOTA)」のノード運営開始を10月15日に発表した。

なおノード運営とは、ブロックチェーン上での取引承認の合意形成が正常に稼働する状態を担保することだ。

アイオータは、高額なトランザクション手数料やスケーラビリティの問題といった課題を解決するために設計されたブロックチェーン。2025年には、スイ(Sui)やアプトス(Aptos)で採用されているムーブ(Move)言語を導入し、スマートコントラクト機能を実装。これにより、50,000TPS以上の高いスループットを達成している。さらに、IOTAトークンのステーキングを導入し、ネットワークのセキュリティ強化とユーザーへのインセンティブ提供を両立させているとのことだ。

ヒノデテクノロジーズは、TISインテックグループのTISおよびグミ(gumi)の連結子会社としてブロックチェーン事業を展開するgC Labsの合弁会社。ブロックチェーンのノード運営および暗号資産会計管理システムの提供を事業内容として4月1日に新設された。なおノード運営とは、ブロックチェーン上での取引承認の合意形成が正常に稼働する状態を担保することだ。

そして同社は将来的にノード運営を通じて得た暗号資産の会計管理ノウハウを活用したサービスを提供することで、暗号資産に関する複雑な会計処理といった大手上場企業の課題解決にも貢献していく予定だという。

この取り組みにてヒノデテクノロジーズでは、web3システムインフラ事業を展開する会社として、ノード運営および暗号資産会計管理システムの提供において国内トップシェアを目指すとのことだ。 

参考:gumi
画像:PIXTA

関連ニュース

関連するキーワード

この記事の著者・インタビューイ

大津賀新也

「あたらしい経済」編集部
副編集長
ブロックチェーンに興味を持ったことから、業界未経験ながらも全くの異業種から幻冬舎へ2019年より転職。あたらしい経済編集部では記事執筆の他、音声収録・写真撮影も担当。

「あたらしい経済」編集部
副編集長
ブロックチェーンに興味を持ったことから、業界未経験ながらも全くの異業種から幻冬舎へ2019年より転職。あたらしい経済編集部では記事執筆の他、音声収録・写真撮影も担当。

合わせて読みたい記事

【11/14話題】TISとJPYCがステーブルコイン決済支援で協業、グレースケールがIPO申請、XRP現物ETF「XRPC」が米ナスダックに上場など(音声ニュース)

ブロックチェーン・仮想通貨(暗号資産)・フィンテックについてのニュース解説を「あたらしい経済」編集部が、平日毎日ポッドキャストでお届けします。Apple Podcast、Spotify、Voicyなどで配信中。ぜひとも各サービスでチャンネルをフォロー(購読登録)して、日々の情報収集にお役立てください。

Sponsored

21シェアーズ、複数暗号資産の指数ETF2本を米国でローンチ。「40 Act」初の事例

スイス拠点のデジタル資産運用会社21シェアーズ(21Shares)が、米国の投資家向けに、「イーサリアム(ETH)」「ソラナ(SOL)」「ドージコイン(DOGE)」などを含む複数の暗号資産の価格に連動するバスケット型の上場投資信託(ETF)を初めて立ち上げたと11月13日に発表した

フランクリン・テンプルトンのトークン化基盤「Benji Technology Platform」、カントンネットワークに展開

米大手資産運用企業フランクリン・テンプルトン(Franklin Templeton)のトークン化基盤「ベンジ・テクノロジー・プラットフォーム(Benji Technology Platform)」が、カントンネットワーク(Canton Network)に展開された。カントンネットワークのブログで11月12日に発表された