テンセントがブロックチェーンアクセラレータープログラムを発表

テンセントがブロックチェーンアクセラレータープログラムを発表

中国のテックジャイアント企業Tencent(テンセント)がブロックチェーンアクセラレータプログラム「Tencent Industry Accelerator – Blockchain(テンセントインダストリーアクセラレーターブロックチェーン」を発表した。

このプログラムの目的は、技術、サービス、アプリケーションシナリオの3つの大きな方向性に焦点を当て、世界のブロックチェーン産業のリソースを統合し、優秀なブロックチェーン企業を結びつけブロックチェーン技術の自主的なイノベーションを共同で推進し、技術アプリケーションが産業界に上陸を支援することとのことだ。

なおプログラムへの参加資格としては「ブロックチェーン企業であること、1ラウンド以上の資金調達が完了していること、著名な起業家、第一次投資機関のパートナー、過去にテンセントのプログラムに参加した人からの推薦があること」などがテンセントのWebサイトに記載されている。参加費用は10万元(約150万円)とのことで、6月6日に応募締め切りとなっている。

編集部のコメント

テンセントはブロックチェーン領域の特許数が718件と世界No1の特許数を持っていることが明らかになっています。テンセントは4月16日に中国政府が発表した国家ブロックチェーン・分散型台帳技術標準化技術委員会のメンバーにも選ばれています。

そしてテンセントが提供するブロックチェーンプラットフォームは深圳税務局などに利用されています。実際に深圳税務局は1,000万件を超えるブロックチェーン請求書を発行したことが明らかになっています。さらに2019年3月には深圳の地下鉄の電子領収書にも採用され、一般ユーザーにも普及しています。

このようにテンセントは中国政府、民間人へもっともブロックチェーン技術を役立てている企業といっても過言ではありません。このアクセラレーションプログラムを通して、中国国内のブロックチェーン産業がさらに加速されていくのではないかと、あたらしい経済編集部は考えています。

コメント:竹田匡宏(あたらしい経済)

(images:stockdevil,antoniokhr,kingwin)

関連するキーワード

この記事の著者・インタビューイ

あたらしい経済 編集部

ブロックチェーン、仮想通貨(暗号通貨)、トークンエコノミー、評価経済、シェアリングエコノミーなどの「あたらしい経済」をテーマにしたWEBメディアです。「あたらしい経済」モデルやそこでの稼ぎ方、そこで未来を切り開く人々のエピソード、あたらしい時代における働き方や学ぶべきことなどを、紹介します。これから「あたらしい経済」時代を迎える すべての個人 に、新時代をサバイバルするための武器を提供する、全くあたらしいWEBメディア・プロジェクトです。

ブロックチェーン、仮想通貨(暗号通貨)、トークンエコノミー、評価経済、シェアリングエコノミーなどの「あたらしい経済」をテーマにしたWEBメディアです。「あたらしい経済」モデルやそこでの稼ぎ方、そこで未来を切り開く人々のエピソード、あたらしい時代における働き方や学ぶべきことなどを、紹介します。これから「あたらしい経済」時代を迎える すべての個人 に、新時代をサバイバルするための武器を提供する、全くあたらしいWEBメディア・プロジェクトです。

合わせて読みたい記事

モジュール型ブロックチェーン「Avail」がエアドロップ実施か、X匿名アカウントがリーク

モジュラーブロックチェーンプロジェクトのアベイル(Avail)が、独自トークン「AVAIL」のエアドロップを実施する予定のようだ。このことは4月11日にX匿名アカウントBitcoineo氏が同エアドロップに関する情報を投稿した際に、アベイルの広報担当が「リーク情報」としたことで分かった

【4/12話題】ワールドコインのユーザー数が1000万人、メルカリのビットコイン取引サービス利用者数200万人など

【取材】グリー初のブロックチェーンゲーム、「釣りスタ」で「Sui」採用、自民党が「web3ホワイトペーパー2024」策定、暗号資産取引の申告分離課税の検討やレバレッジ倍率等に提言、ソラナ(SOL)の混雑問題改善に向け修正版ソフトウェアがリリース、テスト実施へ、Chainlink、クロスチェーンメッセージングアプリ「Transporter」リリース、Japan Open Chainと日本郵便、山形県山辺町の「NFTアート」発行・販売へ、米ジェミナイ、英サッカークラブ「RBFC」へ約7億円のビットコイン投資、アニモカジャパンがNFTローンチパッドを今夏提供へ、プロジェクトの募集も