(bitFlyer Holdings社長室肥田氏コメントあり)bitFlyer Blockchainがコンサルティングサービス提供開始

bitFlyer Blockchainがコンサルティングサービス提供開始

bitFlyer Blockchainがブロックチェーンの活用を軸とした「新規事業の創出」や「業務革新」を検討している企業を対象にコンサルティングサービスの提供を開始したことが明らかになった

コンサルティングサービス提供開始の背景は、様々な業界からのブロックチェーン活用のニーズが増えてきたからとのこと。さらにbitFlyerが交換業者として6年以上事業を運営してきたこと、自社プロダクト「miyabi」を運用していることがコンサルティグサービスを始める決め手となったとのことだ。ちなみにコンサルティングサービスはmiyabiの導入を前提として行っていくわけではないとのことだ。

コンサルティングサービスの概要としては、「事業構想の策定、事業企画、事業計画策定、事業設計と開発、プロジェクトの組成や推進・管理、システム開発の推進と工程管理」をワンストップで提供するとのこと。対象となる領域は金融、製造・流通、テクノロジー・メディア・通信、資源・エネルギー、不動産、医療・製薬、政府・公共サービスを中心としつつも、限定していないとのことだ。

あたらしい経済編集部はbitFlyer Holdings 社長室 PR担当 肥田直人氏へ「自社ブロックチェーンプロダクトmiyabiや仮想通貨取引所bitFlyerを提供してきたことが、他社のコンサルティングサービスと比較した際に、具体的にどのような付加価値をクライアントへ提供できると考えてますか?」と質問を投げかけた。

質問に対して肥田氏は 「ブロックチェーンなどの技術が既存の法律・ルールを1歩2歩どころか10歩ぐらい置き去りにして進んでいる状況で、仮想通貨交換業を運営する中で得られた管理態勢や法規制対応へのノウハウなど、技術と法規制の間に立たされている事業者としての対応力は、コンサルティング事業でクライアントを支援する際に他社にはない強みだと考えています」とコメントしてくれた。

編集部のコメント

bitFlyer Blockchainがコンサルティングサービスを始めたもう1つの理由を紹介します。同社のブログによると、ブロックチェーン市場は国内・海外ともに2020年以降の CAGR (年平均成長率) は 60-100% のレンジで成長すると予測されていて、事業構想策定、事業計画・戦略策定などのフェーズが今後高まることは間違いないと考えたからだと記載されています。

bitFlyerのように日本のブロックチェーン領域の先駆者がコンサルティング領域に参入することは、日本の様々な大企業などに対して良いナレッジのシェアや良い戦略を導く重要なポイントだとあたらしい経済編集部は考えています。

コメント:竹田匡宏(あたらしい経済)

(images:antoniokhr)

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「あたらしい経済」 はブロックチェーン、暗号通貨などweb3特化した、幻冬舎が運営する2018年創刊のメディアです。出版社だからこその取材力と編集クオリティで、ニュースやインタビュー・コラムなどのテキスト記事に加え、ポッドキャストやYouTube、イベント、書籍出版など様々な情報発信をしています。また企業向けにWeb3に関するコンサルティングや、社内研修、コンテンツ制作サポートなども提供。さらに企業向けコミュニティ「Web3 Business Hub」の運営(Kudasaiと共同運営)しています。

これから「あたらしい経済」時代を迎える すべての個人 に、新時代をサバイバルするための武器を提供する、全くあたらしいWEBメディア・プロジェクトです。

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