バックトがbitcoin[.]jpの権利放棄、メタプラへ譲渡か。代わりにbitcoin[.]co[.]jpを取得

バックトがbitcoin.jpの権利放棄

米デジタル資産サービス企業バックト(Bakkt)が、ウェブドメイン「www.bitcoin.co.jp」の取得完了を9月17日発表した。

また同社は、これまで保有していたドメイン「www.bitcoin.jp」の権利は放棄したと伝えている。

バックトはこのことについて、「これが日本における主要なドメイン名のサフィックス(末尾)であり、世界の他の地域における『.com』ドメイン名に相当すると考えている」と述べている。

なおビットコインを保有する上場企業で世界6位の東証スタンダード上場企業のメタプラネットは、国内におけるビットコイン関連事業の拡大・強化の一環として、ドメイン名「Bitcoin.jp」の戦略的取得を決議したと同日に発表している。

発表によると同ドメインは、10年以上にわたり保有していたオーナーから直接取得したという。また取得における取引には仲介会社や第三者は一切関与していないとのことだ。

またバックトは8月6日、RIZAPグループの東証スタンダード上場企業、堀田丸正の発行済み株式を約30%取得し、筆頭株主となっている。その際の発表によるとバックトは、堀田丸正の事業にビットコインをはじめとするデジタル資産への投資を組み込み、堀田丸正の社名を「bitcoin.jp」に変更するとしていた。

DNSではホスト名(ドメイン名)は大文字・小文字を区別しないため、当該ドメインはバックトからメタプラネットへ譲渡されることになると思われる。その場合、堀田丸正の社名改称の予定にも何らかの変更の可能性がある。

※2025.9.18 13:15追記:「あたらしい経済」編集部がメタプラネットへ取材したところ、「Bitcoin.jp」と「bitcoin.jp」は同じものであるとのこと。ただし同ドメインの取得はバックトからではなく、元々の所有者から直接取得したものであるとのことだ。

参考:プレスリリース
画像:PIXTA

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大津賀新也

「あたらしい経済」編集部
副編集長
ブロックチェーンに興味を持ったことから、業界未経験ながらも全くの異業種から幻冬舎へ2019年より転職。あたらしい経済編集部では記事執筆の他、音声収録・写真撮影も担当。

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ブロックチェーンに興味を持ったことから、業界未経験ながらも全くの異業種から幻冬舎へ2019年より転職。あたらしい経済編集部では記事執筆の他、音声収録・写真撮影も担当。

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