クリプトドットコム、スポーツアプリ「Underdog」で予測市場取引を提供へ

Underdogで予測市場取引が提供へ

海外暗号資産(仮想通貨)取引所クリプトドットコム(Crypto.com)が、米スポーツアプリ「アンダードッグ(Underdog)」を通じて、予測市場取引を提供予定であると9月2日に発表した。

アンダードッグでは米国向けに、実在の選手を組み合わせて仮想チームを編成して成績を競う「ファンタジースポーツ」や、試合の勝敗・スコアなどに賭ける「スポーツベッティング」を提供している。

今回の取り組みでアンダードッグユーザーは、NFLやカレッジフットボール、NBA、MLB など主要スポーツリーグの試合結果について予測・取引できるようになるとのこと。価格はリアルタイムで更新され、ユーザーはその動きに合わせてフィールドやコート上で何が起こるかを予測できるという。

なおこの予測市場取引はクリプトドットコムの関連会社であり、米商品先物取引委員会(CFTC)に登録された取引所兼清算機関クリプトドットコム・デリバティブズ・ノース・アメリカ(Crypto.com Derivatives North America:CDNA)が提供するとのこと。契約はアンダードッグの技術を活用して提供されるという。

クリプトドットコムは昨年12月23日、全米ユーザーを対象にスポーツイベント結果の予測・取引プラットフォーム「スポーツイベントトレーディング(Sports Event Trading)」を提供開始した。このプラットフォームはクリプトドットコムのアプリおよびウェブ上で利用可能で、CFTCの規制を受けたデリバティブ取引機能として提供されている。

スポーツイベントトレーディングでは、スーパーボウルなどのスポーツイベントについて結果をYesまたはNoで予測し、取引が行える。予測が的中した場合は1イベント契約ごとに報酬が支払われ、不正解の場合は取引に使用した金額のみが失われ、それ以上の損失は発生しないとのことだ。

参考:クリプトドットコム
画像:PIXTA

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この記事の著者・インタビューイ

一本寿和

「あたらしい経済」編集部
記事のバナーデザインを主に担当する他、ニュースも執筆。
「あたらしい経済」で学んだことを活かし、ブロックチェーン・NFT領域のバーチャルファッションを手がけるブランド「JAPAN JACKET」を2021年10月より共同創業。

「あたらしい経済」編集部
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