ペイパルがPay with Crypto提供へ
米決済大手ペイパル(PayPal)が、暗号資産(仮想通貨)決済機能「ペイ・ウィズ・クリプト(Pay with Crypto)」の提供予定を7月28日に発表した。
同機能は、今後数週間以内に、ニューヨーク州を除く米国の加盟店で利用可能になるようだ。同州での対応はNYDFS(ニューヨーク州金融サービス局)の承認が必要とのことだ。
「ペイ・ウィズ・クリプト」により消費者は、ペイパル加盟店での支払いにて、ビットコイン(BTC)やイーサリアム(ETH)など100銘柄以上の暗号資産を決済に利用可能になるとのこと。
加盟店側としては、決済時に利用された暗号資産が自動的に法定通貨、もしくはペイパルの独自米ドルステーブルコイン「PYUSD」に変換される。これにより加盟店は暗号資産の価格変動リスクを負わずに売り上げの受取が可能だ。
なお暗号資産決済にかかる手数料は0.09%。ペイパルによれば、この手数料はクレジットカードのコストよりも90%削減されているという。
ユーザーが利用できるウォレットは、コインベース(Coinbase)、オーケーエックス(OKX)、バイナンス(Binance)、クラーケン(Kraken)、ファントム(Phantom)、メタマスク(MetaMask)、エクソダス(Exodus)とのこと。今後さらに多くのウォレットにも対応予定とのことだ。
Tired: Paying high transaction fees for international payments.
— PayPal (@PayPal) July 28, 2025
Wired: Reducing costs up to 90% by offering pay with crypto for payments.
✅ Reduce international transaction fees by up to 90%
✅ Offer 100+ cryptocurrencies and eligible wallets at checkout
✅ Get immediate… pic.twitter.com/3XgOXW2Smr
参考:ペイパル
画像:PIXTA