米決済ストライプが「Pay with Crypto」提供開始、USDCとUSDPで支払い可能に

StripeがUSDCとUSDPの支払い機能を提供開始

︎決済インフラ提供の米ストライプ(Stripe)が、米ドルステーブルコイン「USDC」を決済通貨として利用できる暗号資産(仮想通貨)決済機能「ペイウィズクリプト(Pay with Crypto)」を提供開始した。「USDC」を発行する米サークル(Circle Internet Financial)の共同創業者兼CEOジェレミー・アレール(Jeremy Allaire)氏が公式Xにて10月10日発表した。

この機能により顧客は、イーサリアム(Ethereum)、ソラナ(Solana)、ポリゴン(Polygon)上の「USDC」を決済に利用できるとのこと。また「USDC」の他にも、ステーブルコイン発行会社パクソス(Paxos)が発行する米ドルステーブルコイン「USDP(Pax Dollar)」も決済に対応したという。「USDP」については、イーサリアム及びソラナ上のトークンが対応しているとのこと。

またストライプの加盟店は、ユーザーの支払いにより受け取った「USDC」または「USDP」は、法定通貨に自動変換できるという。なお「ペイウィズクリプト」は現在、米国で限られた企業のみが利用できるとのことだ。

ストライプは2014年に大手決済会社として初めてビットコイン決済のサポートを開始。しかしその後2018年に同サービスのサポートを終了していた。サポート終了について同社は、価格変動や手数料、トランザクションの確認時間の増加により、ビットコインが交換手段よりも資産として適したものになった為と説明していた。

今年4月にはストライプの共同創業者ジョン・コリソン(John Collison)氏が自身のXアカウントにて、同社が「USDC」での決済を今夏に導入する予定だと発表していた。

参考:ストライプ
画像:iStocks/ne2pi

関連ニュース

この記事の著者・インタビューイ

一本寿和

「あたらしい経済」編集部
記事のバナーデザインを主に担当する他、ニュースも執筆。
「あたらしい経済」で学んだことを活かし、ブロックチェーン・NFT領域のバーチャルファッションを手がけるブランド「JAPAN JACKET」を2021年10月より共同創業。

「あたらしい経済」編集部
記事のバナーデザインを主に担当する他、ニュースも執筆。
「あたらしい経済」で学んだことを活かし、ブロックチェーン・NFT領域のバーチャルファッションを手がけるブランド「JAPAN JACKET」を2021年10月より共同創業。

合わせて読みたい記事

【12/16話題】SBIとスターテイルの円ステーブルコイン開発、リップルRLUSDのイーサL2対応、メタマスクのBTCサポートなど(音声ニュース)

ブロックチェーン・仮想通貨(暗号資産)・フィンテックについてのニュース解説を「あたらしい経済」編集部が、平日毎日ポッドキャストでお届けします。Apple Podcast、Spotify、Voicyなどで配信中。ぜひとも各サービスでチャンネルをフォロー(購読登録)して、日々の情報収集にお役立てください。

Sponsored

ビットワイズ、「ハイパーリキッド(HYPE)」現物ETFをSECに再申請、ステーキング対応を明記

米暗号資産(仮想通貨)運用会社ビットワイズ・アセット・マネジメント(Bitwise Asset Management:以下、ビットワイズ)が、暗号資産ハイパーリキッド(HYPE)の現物ETF(上場投資信託)の登録届出書「S-1申請書(Form S-1)」の修正版を、米SEC(証券取引委員会)へ12月15日付で提出した

JPモルガン、初のトークン化MMF「MONY」をイーサリアム上で提供開始

米金融大手JPモルガンの資産運用部門であるJPモルガン・アセット・マネジメント(J.P. Morgan Asset Management)が、同社初となるトークン化マネー・マーケット・ファンド「マイ・オンチェーン・ネット・イールド・ファンド(My OnChain Net Yield Fund:MONY)」の提供を開始したと12月15日に発表した