ゲームスクエアが約7.6億円相当のクリプトパンクス取得、約14.8億円分のイーサリアムも購入

GameSquareがCowboy Ape取得

米メディア・エンターテインメント・テクノロジー企業ゲームスクエアホールディングス(GameSquare Holdings:以下ゲームスクエア)が、NFTコレクション「クリプトパンクス(CryptoPunks)」の中でも希少とされるカウボーイエイプ(Cowboy Ape)1点を取得したと7月24日に発表した。

ゲームスクエアは、北米最大級のゲーミングメディアネットワークを運営する企業だ。同社は現在、総額2億5,000万ドル(約370億円)規模のイーサリアム(ETH)トレジャリー(財務資産)戦略を推進している。

今回ゲームスクエアは、DeFi(分散型金融)レンディングプラットフォーム「コンパウンド(Compound)」の創設者兼、RWA(現実資産)のトークン化プラットフォーム「スーパーステイト(Superstate)」のCEOロバート・レシュナー(Robert Leshner)氏から、カウボーイエイプを取得したとのこと。

カウボーイエイプは、全1万体で構成されるクリプトパンクスの中で、24体しか存在しないエイプ(Ape)タイプに分類されている。

同NFT取得の対価としてゲームスクエアは、約515万ドル(約7.6億円)相当の優先株式を発行したとのこと。これらは1株あたり1.50ドル(約221円)で、普通株式およそ340万株に転換可能ることが条件とされている。

ゲームスクエアは、カウボーイエイプをマーケティング活動やコミュニティ構築、ライセンス展開の可能性を含む同社のWeb3戦略に活用する予定とのこと。さらに、同社はスーパーステイトと協力し、自社株式をブロックチェーン上でトークン化する可能性も模索しているという。

なお今回のカウボーイエイプの取得は、ゲームスクエアにとって初のNFTへの直接投資である。これは、同社が掲げる年率6%から10%のステーブルコイン利回りを目指すブロックチェーンネイティブのトレジャリー戦略において、重要なマイルストーンと位置づけられている。

また、ゲームスクエアは今回の発表にあわせて、約1,000万ドル(約14.8億円)を投じ、平均取得価格3,646ドル(約54万円)で約2,742.75ETHを購入したことも明らかにした。

これにより、7月24日時点での同社のETH保有量は約1万2,913.49ETHとなり、ETHの累計購入額は約4,500万ドル(約66億円)に達したとのこと。

なお、ゲームスクエアは暗号資産トレジャリー戦略において、機械学習とリスク管理を組み合わせたETHの利回り戦略を展開しているという。この利回り戦略には、スイスの投資会社ダイアレクティック(Dialectic)が提供するETH運用プラットフォーム「メディチ(Medici)」を活用しているとのこと。

発表によると、一般的なETHステーキングの年率利回りが3%から4%のなか、ゲームスクエアは年率8%から14%のオンチェーン利回りを目標としているという。

ゲームスクエアは、オンチェーン利回り戦略によって得た資金を、追加のETH取得や同社の成長施策への再投資に充てる予定とのこと。

またゲームスクエアは7月25日、同社のETHトレジャリー戦略を紹介するライブ配信を開催すると発表した。ライブ配信は、7月29日午後12時(EST)日本時間で7月30日午前2時)に開催される予定とのこと。

この配信では、年率8%から14%のオンチェーン利回りを目指す戦略や、カウボーイエイプの取得に関する背景、年率6%から10%を狙うNFT戦略とステーブルコイン運用の仕組み、トークン化によるデジタル資産・知的財産の活用、メディチの概要とリスク管理といった内容が取り上げられる予定とのことだ。

参考:ゲームスクエア1ゲームスクエア2
画像:iStocks/Arkadiusz Warguła

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この記事の著者・インタビューイ

一本寿和

「あたらしい経済」編集部
記事のバナーデザインを主に担当する他、ニュースも執筆。
「あたらしい経済」で学んだことを活かし、ブロックチェーン・NFT領域のバーチャルファッションを手がけるブランド「JAPAN JACKET」を2021年10月より共同創業。

「あたらしい経済」編集部
記事のバナーデザインを主に担当する他、ニュースも執筆。
「あたらしい経済」で学んだことを活かし、ブロックチェーン・NFT領域のバーチャルファッションを手がけるブランド「JAPAN JACKET」を2021年10月より共同創業。

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