クオンタムソリューションズがビットコイン購入へ、1年で3,000BTC取得を目標

クオンタムソリューションズがビットコイン購入へ

東証スタンダード上場企業のクオンタムソリューションズが、ビットコインを購入し、準備資産として保有することを決議したと7月23日に発表した。

クオンタムソリューションズは、AIインフラ事業およびモバイルゲーム事業を展開する企業。ビットコインの取得は同社の資産運用戦略の一環として行われる。またこの取り組みについては、同社連結子会社で香港法人となるGPTパルススタジオ(GPT Pals Studio)が、新たに暗号資産(仮想通貨)投資事業を開始し、ビットコインを取得・保有するとのこと。

今回GPTパルススタジオはビットコイン購入を目的に、インテグレイテッド・アセットマネジメント・アジア(Integrated Asset Management (Asia))から上限1,000万米ドル(約14.8億円)の借り入れを行うとのこと。なおインテグレイテッド・アセットマネジメント・アジアは、2014年にフォーブス・メディア(Forbes Media)の買収を主導した投資家だ。

GPTパルススタジオは、この借入による調達金1,000万ドルを初期投資として全額ビットコインの購入に充当するとしている。

なお同社による暗号資産投資事業では、今後12か月間において、ビットコインの最大保有目標を3,000BTC(日本円換算で約538.5億円)と設定しているという。ただし現時点では前述した購入資金の1,000万ドル以外の調達については決まっていないというが、取得規模の拡大を目指すとのこと。

なお借入返済については、GPTパルススタジオが保有するビットコインの売却によって返済資金を調達する予定だという。

また取得したビットコインの運用体制として、GPTパルススタジオが開設した、香港の暗号資産取引所ハッシュキーエクスチェンジ(Haskey Exchange)の口座を利用するとのことだ。

参考:クオンタムソリューションズクオンタムソリューションズ2
画像:PIXTA

関連ニュース

関連するキーワード

この記事の著者・インタビューイ

大津賀新也

「あたらしい経済」編集部
副編集長
ブロックチェーンに興味を持ったことから、業界未経験ながらも全くの異業種から幻冬舎へ2019年より転職。あたらしい経済編集部では記事執筆の他、音声収録・写真撮影も担当。

「あたらしい経済」編集部
副編集長
ブロックチェーンに興味を持ったことから、業界未経験ながらも全くの異業種から幻冬舎へ2019年より転職。あたらしい経済編集部では記事執筆の他、音声収録・写真撮影も担当。

合わせて読みたい記事

シタデル・セキュリティーズ、トークン化証券とDeFiに取引所・証券会社規制の適用を提言。業界側から反発の声も

米大手マーケットメイカーのシタデル・セキュリティーズ(Citadel Securities)が、トークン化された米国株式を取り扱うDeFi(分散型金融)プロトコルに対しても、取引所およびブローカー・ディーラーとしての規制を適用すべきだとする意見書を米証券取引委員会(SEC)に12月2日に提出した