ナスダック、ブラックロック「イーサリアム現物ETF」にステーキング対応の規則変更を申請

iShares Ethereum Trustにステーキング対応へ

米ナスダックが、「iシェアーズ・イーサリアム・トラスト(iShares Ethereum Trust:ETHA)」について、ステーキングを許可するための規則変更提案「19b-4申請書(Form 19b-4)」を、7月16日付で米証券取引委員会(SEC)に提出した。

ETHAは、米資産運用大手ブラックロック(BlackRock)が運営(スポンサー)を務めるイーサリアム(ETH)の現物ETF(上場投資信託)。SECは4月9日、ナスダックにおける同ETFに関するオプション取引の上場を承認した。

今回申請されたステーキングの提案が承認されれば、同ファンドが保有するイーサリアム(ETH)を「ETHA」においてステーキング可能になるとのこと。

また提出書類には、同ファンドが保有するETHの全てまたは一部を、ステーキングプロパイダーを通じてステーキングを可能にすると明記されている。

そのためステーキングにより得られた報酬は、同ファンドの収益として反映される可能性があるという。なお現時点では、ステーキングプロパイダーの担当機関について書類に記載はない。

参考:SEC
画像:iStocks/Funtap

関連ニュース

関連するキーワード

この記事の著者・インタビューイ

一本寿和

「あたらしい経済」編集部
記事のバナーデザインを主に担当する他、ニュースも執筆。
「あたらしい経済」で学んだことを活かし、ブロックチェーン・NFT領域のバーチャルファッションを手がけるブランド「JAPAN JACKET」を2021年10月より共同創業。

「あたらしい経済」編集部
記事のバナーデザインを主に担当する他、ニュースも執筆。
「あたらしい経済」で学んだことを活かし、ブロックチェーン・NFT領域のバーチャルファッションを手がけるブランド「JAPAN JACKET」を2021年10月より共同創業。

合わせて読みたい記事

【12/16話題】SBIとスターテイルの円ステーブルコイン開発、リップルRLUSDのイーサL2対応、メタマスクのBTCサポートなど(音声ニュース)

ブロックチェーン・仮想通貨(暗号資産)・フィンテックについてのニュース解説を「あたらしい経済」編集部が、平日毎日ポッドキャストでお届けします。Apple Podcast、Spotify、Voicyなどで配信中。ぜひとも各サービスでチャンネルをフォロー(購読登録)して、日々の情報収集にお役立てください。

Sponsored

ビットワイズ、「ハイパーリキッド(HYPE)」現物ETFをSECに再申請、ステーキング対応を明記

米暗号資産(仮想通貨)運用会社ビットワイズ・アセット・マネジメント(Bitwise Asset Management:以下、ビットワイズ)が、暗号資産ハイパーリキッド(HYPE)の現物ETF(上場投資信託)の登録届出書「S-1申請書(Form S-1)」の修正版を、米SEC(証券取引委員会)へ12月15日付で提出した

JPモルガン、初のトークン化MMF「MONY」をイーサリアム上で提供開始

米金融大手JPモルガンの資産運用部門であるJPモルガン・アセット・マネジメント(J.P. Morgan Asset Management)が、同社初となるトークン化マネー・マーケット・ファンド「マイ・オンチェーン・ネット・イールド・ファンド(My OnChain Net Yield Fund:MONY)」の提供を開始したと12月15日に発表した