バイナンス、金・銀連動オプションを提供開始

Binanceが金・銀のオプション取引開始

暗号資産(仮想通貨)取引所大手バイナンス(Binance)が、金と銀を原資産とするオプション取引「コモディティオプションズ(Commodity Options)」の提供開始を7月29日に発表した。

同取引で当初提供される原資産シンボルは、金のXAUUSDTと銀のXAGUSDTとのこと。米ドル建てステーブルコイン「USDT」で差金決済される欧州型オプションで、権利行使は満期時に限られる。ユーザーは暗号資産オプションと同様の操作性で、金・銀を原資産とするオプションを取引できるという。

オプションの原資産価格には、バイナンスの伝統資産連動型無期限先物で用いられる参照価格指数「Binance TradFi Perpetual Contract Index Price」が採用される。今回の対象は、現物の金・銀や伝統的な商品先物を直接取得する商品ではなく、金・銀の価格変動に対するデリバティブ・エクスポージャーを提供する。

コモディティオプションズは、バイナンスの既存のオプション取引基盤を活用して提供される。利用者は金や銀の現物を保有せず、コールやプットを購入することで、価格の上昇・下落を見込んだ取引ができる。また、ボラティリティを対象とした取引や、既存ポジションのヘッジにも活用できるという。

取引時間は金・銀の原資産市場の通常セッションに合わせ、米東部時間(ET)の日曜18時から金曜17時までとなる。各取引日の17時から18時までは市場が休止するほか、祝日には取引が早期終了する場合がある。

リテール利用者は、コールまたはプットの買い建てと、保有するロングポジションの決済売りのみ可能となる。新規の売り建ては、事前承認を受けたオプション・マーケットメーカーに限られる。

また、リテール利用者のロングポジション自体の最大損失は、支払ったプレミアムに限定される。追加の証拠金が必要ないため、ロングポジションに清算リスクはない。ただし、オプションの価値がゼロになる可能性があるほか、取引手数料や権利行使手数料が設定されている。なお発表時点では、期間限定でメイカー手数料が0%、テイカー手数料が0.020%となっている。

なお、金・銀のコモディティオプションズは、アブダビグローバルマーケット(ADGM)の金融サービス規制庁(FSRA)が監督するネスト・エクスチェンジ(Nest Exchange)で取引される。取引の清算は、ネスト・クリアリング・アンド・カストディ(Nest Clearing and Custody Limited)が担う。ADGMは、アラブ首長国連邦(UAE)の首都アブダビにある国際金融センターで、金融フリーゾーンとして設置されている。

ネスト・エクスチェンジは、デリバティブを扱う認定投資取引所(Recognised Investment Exchange:RIE)としてFSRAに認定されている。またネスト・クリアリング・アンド・カストディは、デリバティブを扱う認定清算機関(Recognised Clearing House:RCH)として、取引所で成立したデリバティブ取引の中央清算機関となり、清算・決済を担う。

またネスト・クリアリング・アンド・カストディは、認定清算機関(RCH)として、取引所で成立したデリバティブ取引の清算・決済を担う。

参考:バイナンス
画像:PIXTA

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この記事の著者・インタビューイ

一本寿和

「あたらしい経済」編集部
記事のバナーデザインを主に担当する他、ニュースも執筆。
「あたらしい経済」で学んだことを活かし、ブロックチェーン・NFT領域のバーチャルファッションを手がけるブランド「JAPAN JACKET」を2021年10月より共同創業。

「あたらしい経済」編集部
記事のバナーデザインを主に担当する他、ニュースも執筆。
「あたらしい経済」で学んだことを活かし、ブロックチェーン・NFT領域のバーチャルファッションを手がけるブランド「JAPAN JACKET」を2021年10月より共同創業。

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