Rippleが「XRPL」活用の起業家支援プログラム立ち上げ、RWAトークン化・企業向けDeFiなどに焦点

リップルがXRPL Accelerator立ち上げ

米リップル(Ripple)社が、XRPレジャー(XRP Ledger:XRPL)活用の起業家支援プログラム「XRPLアクセラレータ(XRPL Accelerator)」を立ち上げたと7月3日に発表した。リップル社は分散型レイヤー1ブロックチェーンであるXRPレジャーの主要な開発貢献企業である。

「XRPLアクセラレータ」は、現実資産(Real World Assets:RWA)のトークン化、企業向けDeFi(分散型金融)、AI(人工知能)とブロックチェーンの融合といった分野に焦点を当てた12週間のプログラムとのこと。同プログラムは、リップル社とフィンテックインキュベーターのテニティ(Tenity)社の提携のもと実施されるという。

「XRPLアクセラレータ」は年に2回実施され、第1回は今年9月から11月に開催される予定となっている。第1回の募集は専用サイトで開始されており、締め切りは8月17日とのこと。

同プログラムの参加者は、最大20万ドル(約2,900万円)の助成金に加え、プロダクト戦略、トークン設計、マーケット参入計画、投資家対応準備、リップル社のグローバルな投資家・パートナーネットワークへのアクセス、業界専門家によるメンタリングなどの支援を受けられるとのことだ。

なお「XRPLアクセラレータ」は、バーチャルワークショップとシンガポールでの2週間の対面集中セッションを含むハイブリッド形式で行われるという。最終的には、投資家やエコシステムパートナーに向けたデモデイも実施されるとのこと。

また「XRPLアクセラレータ」は、シンガポールのブロックチェーンハブとしての地位をさらに高め、現地の人材育成にも貢献する取り組みとして位置付けられているとのこと。

リップル社によると、2024年にシンガポールのブロックチェーン分野は約7.5億ドル(約1,087億円)の投資を集め、同国内のフィンテック投資総額の約60%を占めたという。現在では、300社以上の暗号資産(仮想通貨)およびブロックチェーン関連企業が同国に拠点を構えているとのことだ。

参考:リップル社テニティ
画像:PIXTA

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一本寿和

「あたらしい経済」編集部
記事のバナーデザインを主に担当する他、ニュースも執筆。
「あたらしい経済」で学んだことを活かし、ブロックチェーン・NFT領域のバーチャルファッションを手がけるブランド「JAPAN JACKET」を2021年10月より共同創業。

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「あたらしい経済」で学んだことを活かし、ブロックチェーン・NFT領域のバーチャルファッションを手がけるブランド「JAPAN JACKET」を2021年10月より共同創業。

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