Pacific Meta、企業向けRWAトークン化ソリューションを提供開始

Pacific Metaが企業向けにRWAトークン化を支援

Pacific Meta(パシフィックメタ)が、エンタープライズ向けの新サービスとして、現実資産(RWA)のトークン化により取引を行いやすくし、ビジネス機会拡大を支援するソリューションを提供開始したことを4月23日発表した。

Pacific Metaは、国内外のWeb3事業にコンサルティング事業やマーケティング支援を提供する企業。

今回リリースした同ソリューションは、「RWAのトークン化」により、これまで取引機会がリアルの場に限定されていた資産の新たな活用を可能にするものとのこと。このソリューションによりPacific Metaは、RWAのトークン化に必要な技術・プラットフォームの提供から、規制対応、コミュニティ運営・活性化まで、一気通貫で支援するとのこと。

なおPacific Metaは、同ソリューションによるサービス展開にあたり、日本発の規制対応済みNFTマーケットプレイス「Sonova(ソノバ)」と連携したとのことだ。

「Sonova」は、Ethereum(イーサリアム)のレイヤー2ブロックチェーン「Soneium(ソニューム)」ネイティブのNFTマーケットプレイスとして今年1月に運営開始されている。

Pacific MetaはRWAの例として、不動産、映画やアニメ、音楽作品、エネルギーインフラ、カーボンクレジットなどがあるとし、このような資産をトークン化することの効果について、「資産の小口化により、これまでより低額で投資が可能となることから顧客層の拡大が期待できる」、「デジタル化により資産の流動性を高め、これまで取引への参加が限定されていたグローバルの顧客層へ拡大できる」、「トークン化された資産を保有する方々を起点としたコミュニティ運営など、新たなビジネスモデルの創出に活用できる」と説明している。

参考:パシフィックメタ
画像:iStocks/artsstock

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大津賀新也

「あたらしい経済」編集部
記者・編集者
ブロックチェーンに興味を持ったことから、業界未経験ながらも全くの異業種から幻冬舎へ2019年より転職。あたらしい経済編集部では記事執筆の他、音声収録・写真撮影も担当。

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