シンガポール証券取引所、「ビットコイン無期限先物」を今年後半に提供へ=報道

SGXが無期限先物型のデリバティブ取引提供へ

シンガポール最大の取引所グループであるシンガポール証券取引所(SGX)が、暗号資産(仮想通貨)ビットコイン(BTC)を対象としたパーペチュアル(無期限先物)型のデリバティブ取引を今年の後半にも提供を開始するようだ。メディア「ザ・ビジネス・タイムズ(The Business Times)」が4月21日に報じた。

報道では、ドナルド・トランプ(Donald Trump)米大統領が暗号資産に好意的な姿勢を示していることや、規制環境に変化の兆しが見られることにも触れられている。SGXの取り組みは、こうした背景を踏まえ、アジア市場における新たな基準となる可能性があるとされている。

SGXがBTCのパーペチュアル取引を提供する計画については、メディア「ブルームバーグ(Bloomberg)」が今年3月10日に報じていた。当時の報道によれば同商品の提供にあたっては、SGXがシンガポール通貨庁(MAS)の承認を待っている段階とされていた。

またパーペチュアル取引の対象となるのは、機関投資家およびプロ投資家に限定されており、個人投資家は対象外となる。

ちなみに株式や暗号資産の取引アプリを提供する米ロビンフッド・マーケッツ(Robinhood Markets)が、シンガポールで暗号資産の関連サービスを2025年後半に提供開始する計画であることもブルームバーグより2月に報じられている。

参考:ザ・ビジネス・タイムズ
画像:PIXTA

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この記事の著者・インタビューイ

一本寿和

「あたらしい経済」編集部
記事のバナーデザインを主に担当する他、ニュースも執筆。
「あたらしい経済」で学んだことを活かし、ブロックチェーン・NFT領域のバーチャルファッションを手がけるブランド「JAPAN JACKET」を2021年10月より共同創業。

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