バイナンス、取引所残高で対象4チェーン上の全トークンが直接取引可能に

Binance Walletで対応チェーン上のトークン取引可能に

暗号資産(仮想通貨)取引所大手Binance(バイナンス)提供の「Binance Wallet(バイナンスウォレット)」に、取引所アカウントの残高で、対応ブロックチェーン上のトークンが取引可能になる新機能が導入された。バイナンスが3月29日に発表した。

この機能では、バイナンスの取引所アカウントに保有するUSDCなどのステーブルコインの残高を使用して、Ethereum(イーサリアム)、Solana(ソラナ)、Base(ベース)、BNB Smart Chain(BSC)上の様々な分散型金融(DeFi)関連トークンを直接取引できるとのこと。

つまりこの機能により、中央集権取引所であるバイナンスにある資産を、外部への送金やトークンブリッジなどの手間をかけずにそのまま利用して、様々なトークンへアクセス可能になったというわけだ。

バイナンスはこの機能について「この機能は、中央集権型取引と分散型取引のギャップを埋め、バイナンスのユーザーにチェーン上でトークンを購入するよりシームレスな方法を提供する」と伝えている。

またこの機能は、バイナンスウォレット内に設けられているBinance Alpha(バイナンスアルファ)およびQuick Buy(クイックバイ)機能にも対応しているとのこと。

バイナンスアルファは、今後バイナンスへの上場の可能性があるトークンを選定するプレリスティングプールの役割を果たすプラットフォームだ。

またバイナンスは今月27日に、Apple Pay(アップルペイ)およびGoogle Pay(グーグルペイ)のウォレットを利用したユーロ(EUR)の入金オプションを新たに導入している。この新機能はバイナンスのウェブ版および、Lite版・Pro版のモバイルアプリで利用可能とのことだ。

参考:バイナンス1バイナンス2
画像:iStock/Molnia

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一本寿和

「あたらしい経済」編集部
記事のバナーデザインを主に担当する他、ニュースも執筆。
「あたらしい経済」で学んだことを活かし、ブロックチェーン・NFT領域のバーチャルファッションを手がけるブランド「JAPAN JACKET」を2021年10月より共同創業。

「あたらしい経済」編集部
記事のバナーデザインを主に担当する他、ニュースも執筆。
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