Animoca BrandsとSoneiumが提携、アニメ特化型デジタルID公開

Animoca BrandsとSoneiumが提携

香港拠点でブロックチェーンゲーム開発やNFT分野への投資を行うAnimoca Brands(アニモカブランズ)が、Sony Block Solutions Labs(ソニーブロックソリューションラボ:Sony BSL)開発のブロックチェーン「Soneium(ソニューム)」との戦略的提携を3月27日に発表した。

この提携により、アニモカブランズが手がけるデジタルID基盤のMoca Network(モカネットワーク)は、ソニューム上に独自のアイデンティティレイヤーを構築するとのこと。

その第1弾として、アニメカルチャーに特化した分散型識別子(DID)およびレピュテーション(評判)レイヤー「Anime ID(アニメID)」がローンチされた。「アニメID」の開発を主導するのは、Anime Foundation(アニメ財団)の主要貢献者であるSan FranTokyo(サンフラントウキョウ)とのこと。

「アニメID」は、ユーザーの信頼性や参加履歴を可視化し、「ソニューム」上のパートナーが発行・検証できるデータ認証機能を提供するという。

また、モカネットワークが開発した「レピュテーションSDK(AIR SDK)」が「ソニューム」に統合され、ユーザーは「ソニューム」上の分散型アプリケーション(dApps)を利用する際に、組み込みアカウントや固有のデジタルID、資格情報(クレデンシャル)を保持したままアクセスできるという。

またサンフラントウキョウは、今回の取り組みの一環として、「ソニューム」上でアニメをテーマにしたカルチャーキャンペーンを展開する予定とのことだ。

なお「ソニューム」は、Ethereum(イーサリアム)のレイヤー2ブロックチェーン。Sony BSLは、ソニーグループとStartale Group(スターテイルグループ)による合弁会社である。

スターテイルグループは、Astar Foundation(アスター財団)やWeb3 Foundation(Web3財団)、その他のプロジェクトや企業との協業を通して、マルチチェーン対応のアプリケーションやインフラを開発するweb3テクノロジー企業だ。

参考:Animoca Brands
画像:iStock/DKosig

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一本寿和

「あたらしい経済」編集部
記事のバナーデザインを主に担当する他、ニュースも執筆。
「あたらしい経済」で学んだことを活かし、ブロックチェーン・NFT領域のバーチャルファッションを手がけるブランド「JAPAN JACKET」を2021年10月より共同創業。

「あたらしい経済」編集部
記事のバナーデザインを主に担当する他、ニュースも執筆。
「あたらしい経済」で学んだことを活かし、ブロックチェーン・NFT領域のバーチャルファッションを手がけるブランド「JAPAN JACKET」を2021年10月より共同創業。

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