Omakase、BitGoの日本初のバリデータパートナーに選出

OmakaseがBitGoのバリデータパートナーに選出

国内バリデータ運用事業者のOmakaseが、デジタル資産のカストディサービスを提供するビットゴー(BitGo Trust Company)より、同社の国内初バリデータパートナーとして選出されたことを3月24日に発表した。

この両社連携によりユーザーは、ビットゴーの暗号資産管理サービスから、ステーキング先としてOmakaseが選べるようになったとのこと。

発表によると取扱銘柄は、まずはビットコイン(Bitcoin)および関連アセット、イーサリアム(Ethereum)、ベラチェーン(Berachain)への対応を予定しているという。今後はさらに対応範囲を拡大するとのことだ。

Omakaseは、国内最大級の暗号資産コミュニティ「KudasaiJP」運営のKudasaiの技術部門子会社だ。同社では主に国内外プロジェクトのバリデータ運営・開発・保守や周辺技術のコンサルティングなどを行っている。2月13日時点で20を超えるブロックチェーンバリデータの運用経験があり、国内外の機関投資家や企業を顧客としている。

2024年1月に設立した同社は、同年5月に野村ホールディングスを引受先とした第三者割当増資による資金調達を発表していた。

ビットゴーは2013年の設立以来、機関投資家向けのデジタル資産のセキュリティ、カストディ、流動性の最前線で活躍し、50か国以上で1,500以上の顧客にサービスを提供している企業。

今年2月には、ビットゴーが今年後半のIPO(新規株式公開)を検討していることがブルームバーグより報じられている。同社は2023年8月に1億ドル(当時約146.3億円)の資金調達を実施し、評価額は17億5,000万ドル(当時約2,561.8億円)となっていた。

OmakaseとBitGoは、国内のステーキング市場の拡大を共通の目標とし、より多くの顧客に対して安全かつ信頼性の高いステーキングサービスを提供していくと述べている。

参考:Omakase
画像:iStocks/Myvector

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大津賀新也

「あたらしい経済」編集部
記者・編集者
ブロックチェーンに興味を持ったことから、業界未経験ながらも全くの異業種から幻冬舎へ2019年より転職。あたらしい経済編集部では記事執筆の他、音声収録・写真撮影も担当。

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